日本と韓国はどっちが上? アジア人の移籍金ランキング9位。中国サッカーのバブルを象徴! 国内移籍で30億超え

AI要約

チョウ・テイトウは中国サッカー界最盛期に2044万ユーロの移籍金で河北華夏に加入したが、その実力には疑問符が付けられている。

中国サッカー界のバブルは現在はじけ飛んでおり、移籍金の高騰も下振れ傾向にある。

チョウ・テイトウの移籍金は時代背景もあり、今の視点から見ると異常な金額であった可能性がある。

日本と韓国はどっちが上? アジア人の移籍金ランキング9位。中国サッカーのバブルを象徴! 国内移籍で30億超え

 近年、サッカー界でアジア人選手の存在感が増している。かつては欧州や南米の選手が移籍市場の中心的存在でアジア人選手の評価は低かったが、もはやその構図は崩れつつあると言える。今回は、情報サイト『transfermarkt』が算出したアジア人サッカー選手の歴代移籍金ランキングを紹介する。※金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは8月11日時点

9位:チョウ・テイトウ(元中国代表)

生年月日:1989年2月9日

移籍先:北京国安(中国)→河北華夏(中国)

移籍金:2044万ユーロ(約32.7億円)

 現在、北京国安でプレーしているチョウ・テイトウがアジア人サッカー選手の歴代移籍金ランキングで9位となった。

 右WGを主戦場とする35歳のチョウ・テイトウがランキングでトップ10入りを果たしたのは、中国サッカー界が最もバブリーだった時期に行われた移籍が関係している。2017年1月、チョウ・テイトウは北京国安から河北華夏に加入。移籍金は2044万ユーロ(約32.7億円)にも及んだ。

 チョウ・テイトウが高額な移籍金に見合うだけの実力を持った選手かどうかという点については議論の余地があるかもしれない。ただ、確実に言えるのは2010年代以降に中国サッカー界が最盛期を迎え、その流れの中で移籍金が異常に高騰していたということだ。

 経済の低迷などもあり、今や中国サッカー界のバブルはすっかりはじけ飛んでいる。現在の状況に照らし合わせてみれば、2017年当時のチョウ・テイトウ獲得にかかった移籍金は相当に下振れしていた可能性もある。