【データ】鳴門渦潮・岡田力樹185球完投 20年以降、春夏を通じて1試合の最多投球数

AI要約

早実の宇野真仁朗内野手が聖地デビュー戦で活躍し、3安打3打点の好成績を収めた。

早実の和泉監督は相手エースの185球の完投を称賛し、球数制限導入後の珍しい記録として注目されている。

昔の名だたる投手たちの記録を振り返りつつ、宇野と岡田の対決やプロスペクト達の活躍に期待が寄せられている。

【データ】鳴門渦潮・岡田力樹185球完投 20年以降、春夏を通じて1試合の最多投球数

<全国高校野球選手権:早実8-4鳴門渦潮>◇11日◇1回戦◇甲子園

 早実(西東京)の高校通算64本塁打のプロ注目スラッガー宇野真仁朗内野手(3年)が、5打数3安打3打点で聖地デビュー戦を飾った。鳴門渦潮(徳島)との1回戦に「2番遊撃手」で先発出場。0-2の2回2死満塁、走者を一掃する左翼フェンス直撃の逆転適時二塁打を放って流れを引き寄せた。2回戦は第9日の第3試合で鶴岡東(山形)と対戦する。

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 早実・和泉監督が相手エースの鳴門渦潮・岡田について「すごい。いまどきいないと思います。大したもんだ」とたたえた。185球の完投。確かに、いまどきいない。1週間500球以内の投球数制限が導入された20年以降、春夏を通じて1試合の最多投球数だった。

 球数制限導入後の最多投球数は春が22年高山侑大(倉敷工)の171球、夏は21年森山暁生(阿南光)の179球だった。夏の185球以上は、16年のアドゥワ誠(松山聖陵=現広島)が北海戦で8回2/3、187球を投げサヨナラ負けして以来となる。33年吉田正男(中京商)が明石中戦で336球、69年太田幸司(三沢)が松山商戦で262球、98年に松坂大輔(横浜)がPL学園戦で250球などの例はあるが、投球数を管理する今の野球で180球以上は、プロアマを問わず珍しい。【織田健途】