「〝ここぞ〟でマックスが出たのは良かった」 ソフトバンク松本裕樹が自己最速の159キロ 9回のピンチしのぎ区切りの10セーブ目

AI要約

ソフトバンクの松本裕樹が9回途中から登板し、自己最速の159キロをマークして区切りの10セーブ目を挙げた。

9回にピンチをしのぎながらも浅村栄斗を三振に取るなど、抑えの大役を果たした。

松本裕樹の力強い投球にスタンドがどよめき、代行抑えとしての信頼が高まった。

「〝ここぞ〟でマックスが出たのは良かった」 ソフトバンク松本裕樹が自己最速の159キロ 9回のピンチしのぎ区切りの10セーブ目

 ◆ソフトバンク5―2楽天(11日、みずほペイペイドーム)

 ソフトバンクの松本裕樹(28)が9回途中から登板し、自己最速の159キロをマーク。一発逆転のピンチをしのぎ、区切りの10セーブ目を挙げた。

 5点リードで迎えた9回に3番手の津森宥紀が連続四死球と連打で2点を返され、なお無死一、二塁の場面で4番手として登板。村林一輝を左飛に打ち取った後、代打茂木栄五郎の右前打で1死満塁とし、小深田大翔の中飛で2死までこぎ着けたが、打席には強打の浅村栄斗を迎えた。

 初球のスライダーで空振りを奪った後の2球目。「自分の中でもしっかり腕を振りにいって、それが数字に出た」。外角低めにわずかに外れたストレートは159キロを計測。それまでの自己最速を2キロ更新した数字にスタンドがどよめいた。

 3球目も158キロを計測し、浅村もファールにするのが精いっぱい。4球目も直球を続ける力勝負で三ゴロに仕留めた。「〝ここぞ〟でマックスが出たのは良かった」。腰部の検査と治療のために渡米中の守護神オスナに代わり、抑えの大役を務める右腕が頼もしくなってきた。(大橋昂平)

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