ちょっと抑え気味…じゃなかった! 39歳“トヨタの監督”が衝撃のドライバー復帰 「ドジをしてしまった」赤いGRヤリスで大激走スピンの瞬間

AI要約

WRC最高峰のラリーで、トヨタのチーム監督を務めるレジェンドが現役復帰し、ハーフスピンを繰り返す激走ぶりが話題となる。

フィンランド出身の元WRCドライバーであるヤリ-マティ・ラトバラが、昨年に続き2024年もドライバーとして出場し、貫禄ある走りを見せる。

ラトバラはスピンを起こす場面もあったが、元ドライバーとしての魂を偲ばせる攻めの走りで、チームスタッフやドライバーたちを鼓舞する。

ちょっと抑え気味…じゃなかった! 39歳“トヨタの監督”が衝撃のドライバー復帰 「ドジをしてしまった」赤いGRヤリスで大激走スピンの瞬間

【WRC】第9戦 ラリー・フィンランド(8月3日/デイ3)

 世界最高峰のラリーで、往年の名ドライバーで現在はトヨタ(トヨタ・ガズー・レーシングWRT)のチーム監督を務めるレジェンドが現役復帰。現役時代さながらに攻め、ハーフスピンする激走ぶりが話題を呼んだ。

 現在トヨタチームの監督を務めているヤリ-マティ・ラトバラは、フィンランド出身の元WRCドライバー。現役時代はトヨタのワークスドライバーとしても活躍し、WRC最多出走記録210戦という記録の持ち主でもある。

 2021年からトヨタのチーム代表として活躍しているラトバラだが、ここフィンランドは地元で、現役時代に優勝を飾った地でもある。本人の希望もあって、昨年に続き2024年もドライバーとして出場を果たすことになり、マシンはWRC2カテゴリーのGRヤリスだったものの、多くのファンや関係者の注目を集めた。

 競技3日目デイ3のSS16では、高速コーナーやジャンプスポットでもほとんどバランスを崩さず、おさえ気味に走る姿を見せ、レジェンドの貫禄を感じさせた。しかしリプレイでは、コース途中の左コーナーでハーフスピンを喫していた様子が映像が映し出される。

 フィニッシュ後のインタビューでは、「私がドジをしてしまった。下りでスピードを出し過ぎてしまい、ブレーキが遅く、スピンをしてしまった」と答えている。現役時代はオーバースピード気味でコーナーへ突っ込み、ハードブレーキをかける豪快なドリフトを得意としていたラトバラだったが、39歳になった今も往時の魂は健在であったとでもいうべきか。

 自らステアリングを握ってマシンの具合やコース状況を確かめる意気込みはもちろん、その走りのハッスルぶりや攻めの心意気は、チームスタッフや現役ドライバーらを発奮させるものであったに違いない。

(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)