中日・高橋宏斗、7月度月間MVPを初受賞 7月は4戦4勝、防御率0.00と圧巻の投球 中日の高卒4年目以内の投手受賞は15年8月の若松駿太以来

AI要約

中日の高橋宏は7月度のセ・リーグ投手部門MVPを初受賞し、4試合で4勝を挙げる圧巻の投球を見せた。

師匠である山本由伸を上回る早い受賞に喜びを示し、さらなる成長を目指す姿勢を見せている。

若手右腕の背番号19はまだまだ進化し続ける。

中日・高橋宏斗、7月度月間MVPを初受賞 7月は4戦4勝、防御率0.00と圧巻の投球 中日の高卒4年目以内の投手受賞は15年8月の若松駿太以来

 日本野球機構(NPB)は8日、7月度の「大樹生命月間MVP賞」を発表し、セ・リーグの投手部門では中日の高橋宏斗投手(21)が初受賞した。中日の高卒4年目以内の投手の受賞は2015年8月の若松駿太(3年目)以来、9年ぶり。

 無双の右腕に、新たな勲章が授けられた。プロ4年目にして初めて月間MVPを手にした高橋宏は「うれしいですね。初めてということもそうですし、1カ月通して好調を維持できたことはよかったと思います」と目を細めた。

 常に打者を圧倒し続けた。7月5日の広島戦(バンテリン)で99球で完封し、マダックス(100球未満での完封勝利)を達成するなど、7月は4試合に登板して4勝。計32イニングを投げて無失点で、防御率は0・00を記録した。さらにイニング数を上回る39個の三振を奪った。圧巻の投球だったが「自分が投げた試合でチームが勝っていることが良いことです」とうなずいた。

 師匠も超えた。オフの自主トレをともにし、今年から米大リーグ・ドジャースに所属する山本由伸が同賞を初受賞したのは、プロ4年目の2020年9月。2カ月早い受賞に「知らなかったですが、早いに越したことはないですね」。山本は初受賞から渡米までの4年間で計8度受賞。高橋宏は「8回も取ってるんですか」と驚いた様子を見せつつ「その成績を出せるように」と前を見据えた。背番号19は、まだまだ進化する。