榎本、練習通りの好発進 決勝進出に意欲―飛び込み〔五輪〕

AI要約

女子板飛び込みの榎本遼香が準決勝進出を果たし、自身の演技に安定感が光った。

新型コロナウイルス下での五輪初代表の榎本遼香は、決勝進出に意欲を示し、前回大会からの成長をアピールする。

榎本遼香は過去の敗北から学び、次の試合での戦いに注力している。

榎本、練習通りの好発進 決勝進出に意欲―飛び込み〔五輪〕

 女子板飛び込みの榎本遼香(栃木トヨタ)が、7日の予選の試技順が1番目だと知ったのは、パリにたつ前だった。

 観客に囲まれた雰囲気を想像するだけで緊張したが、「ちゃんと練習してきた5本を出せた」。言葉通りに安定感が光り、準決勝進出を決めた。

 1、2回目の演技はいずれも60点を超えた。「板の音もすごくよく聞こえた」と思えるほど、うまく体重を乗せて飛び出し、まずまずの評価を得た。課題にしていた3回目のダイブも、いつもの国際大会ほどは崩れなかった。入水姿勢が乱れるミスが出た終盤の演技を冗談交じりに振り返る余裕もあった。

 新型コロナウイルス下での2021年東京大会が五輪初代表だった。「こんな舞台で飛べることはなかなかない。一本でも長く飛びたい」と決勝進出に意欲を示す。3年前は準決勝で敗退。次は前回の五輪からの成長を示す戦いになる。