【中日2軍】ルーキー津田啓史『前で捉える』が実を結ぶ、2本の長打で出場機会増へ猛アピール!

AI要約

中日の津田啓史内野手(21)が、7日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦で長打2本を放ち、好調な打撃で出場機会を増やすアピールをした。

福田2軍打撃コーチからのアドバイスを活かし、津田は前で打つ意識を持ち、実戦でその成果を出している。

首脳陣からも期待される津田は、状態を継続し、さらにレベルアップする意向を示している。

【中日2軍】ルーキー津田啓史『前で捉える』が実を結ぶ、2本の長打で出場機会増へ猛アピール!

◇7日 ウエスタン・リーグ 中日1―0ソフトバンク(バンテリンドームナゴヤ)

 中日の津田啓史内野手(21)が、7日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(バンテリンドームナゴヤ)に「7番・三塁」でフル出場し、長打2本と本拠地で躍動した。好調の打撃で、出場機会拡大へアピールした。試合は中日が1―0で勝利した。

 好調さながらの打撃だ。まずは2回2死の第1打席で、フルカウントから直球を捉えて右越え二塁打。さらに4回1死では緩い変化球を捉えると、打球はあとわずかでフェンスオーバーとなる三塁打。「タイミングもポイントも、いい状態で打てています」と本人も納得の一打だった。

 「前で捉える」意識が実を結んでいる。きっかけは福田2軍打撃コーチからのアドバイス。「打つポイントをこれまでよりも前にして、練習でつかんだ感触を実戦で生かせています」と津田。7月30日の同リーグ阪神戦(ナゴヤ)ではサヨナラ打、3日のくふうハヤテ戦(愛鷹)では代打で適時打を放つなどチャンスをものにしてきている。

 当然、首脳陣へのアピールにもなる。井上2軍監督は「課題はまだたくさんあるけど、あのようなバッティングを見せてくれるなら出場機会も増やしていかないといけない。打席に立たせていきたいです」と評価した。

 「(三塁打は)ホームランにしないといけないところ。力不足を感じました。状態を継続しながらさらにレベルアップしていきたいです」。伸びしろあるルーキーが、バットを振り続ける。