え? そうなの!? 実は五輪に出たことがない日本代表のスター(10)選出確実→まさかの落選…。日本最強のFWは意外にも

AI要約

大迫勇也は五輪落選を経験したが、A代表で25得点を挙げる主力FWとして活躍している。

ロンドン五輪を逃した後、大迫は急速に進化し、2度のワールドカップ出場を果たす。

大迫はリバウンドメンタリティを示し、逆境からの復活でA代表での地位を確立した。

え? そうなの!? 実は五輪に出たことがない日本代表のスター(10)選出確実→まさかの落選…。日本最強のFWは意外にも

 五輪(オリンピック)への出場を経て、そのままサッカー日本代表の主力となる選手は多い。実際に、現在のA代表は三笘薫や冨安健洋といった東京五輪世代が中心となっている。一方で、キャリアの中で五輪とは無縁ながら、A代表で確かな実績を築き上げてきた選手も多数存在する。今回は、五輪未経験も、A代表でスターになった選手を紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照

FW:大迫勇也(おおさこ・ゆうや)

生年月日:1990年5月18日

逃した五輪:ロンドン五輪(2012年)

A代表通算成績:57試合25得点8アシスト

 A代表屈指のセンターフォワードは誰かと問われて、大迫勇也を挙げる者は決して少なくないだろう。A代表では通算57試合に出場して25得点をマーク。約2試合に1点のペースでゴールを陥れ、“半端ない”の枕詞でもお馴染みの男は、一方で五輪落選という屈辱を味わった過去を持つ。

 ロンドン世代を代表するタレントだった大迫は、アジア最終予選でU-22日本代表のエースとして五輪出場権の獲得に貢献。本大会直前の2012年5月にはトゥーロン国際大会にも出場したが、五輪メンバーからはまさかの落選となった。

 だが、ロンドン五輪を逃した後の大迫は、目を見張る速度で進化を遂げていった。2013シーズンには所属クラブの鹿島アントラーズでリーグ戦19得点を挙げて初のベストイレブンに輝き、同年にはA代表デビューも果たす。ワールドカップには2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会と2大会連続で出場。いずれの大会でも1トップの座を任され、ロシア大会ではグループステージ初戦のコロンビア代表戦で決勝点となるゴールを決めるなど、ベスト16進出の立役者となった。

 確実と思われたロンドン行きを逃したことが、大迫の進化の原動力となっていたのは間違いないだろう。リバウンドメンタリティを示した先には、A代表での確固たる地位とワールドカップでの活躍があった。