ロッドマン娘がなでしこ撃破弾 120分間の死闘…劇的ゴールを回想「意識が飛んだ感じ」

AI要約

日本代表「なでしこジャパン」はアメリカ代表に0-1で敗れ、トリニティ・ロッドマンのゴールにより準々決勝で敗退。

ロッドマンは延長前半終了間際に決勝点を決め、仲間たちに祝福されるも、自身は意識が飛んだ感じだったと語る。

対戦相手の監督はPK戦に備えていたが、ロッドマンのゴールがその可能性を断つ形となった。

ロッドマン娘がなでしこ撃破弾 120分間の死闘…劇的ゴールを回想「意識が飛んだ感じ」

 パリ五輪の女子サッカー競技は8月3日、準々決勝が行われ、日本代表「なでしこジャパン」はアメリカ代表に、延長にもつれ込む激戦の末に、0-1で敗れた。両チーム無得点で延長戦に突入。延長前半終了間際、決勝点となるゴールを決めたのが元NBA選手のデニス・ロッドマン氏の娘のFWトリニティ・ロッドマンだった。

 スコアレスで迎えた延長前半終了間際。右サイドでボールを受けたロッドマンは右足で切り返すと、利き足とは逆の左足を振り抜いた。DF北川ひかるのマークをはがすと、シュートはGK山下杏也加の手をかすめて、サイドネットを揺らした。ロッドマンは雄叫びをあげて駆け出すと、仲間たちにもみくちゃにされた。

 米「ヤフースポーツ」は、試合後のロッドマンのコメントを紹介。自身の決勝ゴールについて問われ「振り返るの?」と笑顔を見せ「少し意識が飛んだ感じだった」と答えたという。DFクリスタル・ダンが長い斜めのパスを出すコースを探していたことを思い出し「正直なところ、あれが唯一、私たちがあの試合でゴールできる方法だと思っていた。ダンが、パンとボールを蹴って、そこから私は『アーーー、アーー、アーー!』という感じだった。それから上部に叩き込んだわ」と振り返っている。

 アメリカ代表のエマ・ヘイズ監督が「PK戦に突入することを覚悟していた」と明かしたが、ロッドマンのゴールがそれを阻止する一撃になった。ピンク色のロングヘアーで、日本のファンの注目も集めていたロッドマンは「私たちはある程度、こういう素晴らしい結果になると分かっていた」と、試合を決めきれると感じていたと語っている。