石橋(栃木)は甲子園と同じ創立100周年で初出場! 13校ある甲子園より”年上校”、最も古いのは創立144年の……【2024甲子園豆知識】

AI要約

2024年度の第106回全国高校野球選手権(阪神甲子園球場)が開幕する。

栃木県立石橋高校が100周年を迎えて初の夏の甲子園出場を果たす。

過去の甲子園出場校の創立年数や石橋高校の歴史について紹介される。

石橋(栃木)は甲子園と同じ創立100周年で初出場! 13校ある甲子園より”年上校”、最も古いのは創立144年の……【2024甲子園豆知識】

2024年度の第106回全国高校野球選手権(阪神甲子園球場)の開幕が迫ってきた。7日に開幕する「夏の甲子園」は、会場となっている甲子園球場の誕生から100周年を迎え、メモリアルな大会という側面もある。

この節目の大会に合わせるかのように、学校創立が甲子園と同じく100周年となる今年に、夏の甲子園出場を決めた高校がある。見事、激戦区の栃木県を初制覇した栃木県立石橋高校だ。

ちょうど100年前の1924年。大正13年4月に、石橋高校は創立した。昨年のセンバツには21世紀枠で出場したチームが、この夏は「自力」で甲子園出場を勝ち取った。野球部の創部は1935年だが、学校の歴史としては誕生100年で悲願の初出場を達成したことになる。

今大会に出場する49代表校の創立を調べてみた。石橋より前に創立された学校を古い順番に並べてみると、以下の通りになる。

北陸(福井) 1880年

広陵(広島) 1896年

富山商(富山) 1897年

大社(島根) 1898年

熊本工(熊本)1898年

有田工(佐賀)1900年

早稲田実業(西東京) 1901年

掛川西(静岡) 1901年

報徳学園(兵庫) 1911年

英明(香川) 1917年

青森山田(青森) 1918年

宮崎商(宮崎) 1919年

中京大中京(愛知) 1923年

石橋(栃木) 1924年

一番古いのは、北陸。1880年、明治13年に創立された私立校で、浄土真宗本願寺派僧侶を養成する「羽水教校」として設立された。今年で「144歳」になり、今大会出場校では「最高齢」になる。

ちなみに一番「年下」なのは、2012年に創立された徳島県立鳴門渦潮高校。徳島県立鳴門第一高校と、鳴門市立鳴門工業高校が再編・統合されて創立した。

1800年代に創立されたのは5校。広陵のほか、富山商、大社、熊本工など歴史のある公立校の名も並んでいる。

甲子園よりも「年上」は13校。「同級生」の石橋を含めた上記14校の中から、節目を迎える甲子園で、また新たな歴史を刻む高校が現れるかもしれない。