ジョコビッチ 悲願の金メダル獲得に王手、オリンピック5大会目で初の決勝進出<パリ五輪>

AI要約

ノバク・ジョコビッチがパリオリンピックテニス競技の男子シングルス準決勝でムセッティを破り、初の決勝進出を果たした。

ジョコビッチは金メダルを持ちたいと考え、過去のオリンピック戦績や今大会での戦績を振り返った。

決勝ではアルカラスと対戦し、生涯ゴールデンスラムを達成する可能性がある。

ジョコビッチ 悲願の金メダル獲得に王手、オリンピック5大会目で初の決勝進出<パリ五輪>

パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)は日本時間3日(現地2日)、テニス競技の男子シングルス準決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第11シードのL・ムセッティ(イタリア)を6-4, 6-2のストレートで破り、5大会目のオリンピックで初の決勝進出を果たした。

37歳で世界ランク2位のジョコビッチはこれまでのキャリアで、四大大会やATPマスターズ1000といったビッグタイトルを総なめにしてきたが、オリンピックでの金メダルのみ唯一手にできていない。

オリンピックに出場するのは5大会連続5度目であり、最高成績は2008年の北京オリンピック(中国/北京、ハード)での銅メダルとなっている。

悲願の金メダルを狙う今大会は1回戦でM・エブデン(オーストラリア)、2回戦で元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)、3回戦で世界ランク70位のD・ケプファー(ドイツ)、準々決勝で第8シードのS・チチパス(ギリシャ)を下し4強入りした。

世界ランク16位のムセッティと顔を合わせた準決勝の第1セット、第2・第3ゲームでは互いにブレークポイントを掴むも活かせず。それでもジョコビッチは終盤となる第10ゲームでセットポイントとなるブレークポイントを握ると最後はムセッティのドロップショットがネットにかかりブレークに成功し先行する。

続く第2セット、開始から互いにミスが目立ち2度ずつブレークを奪い合うもジョコビッチは第5ゲームをサービスキープ。そのまま5ゲームを連取しストレート勝ちで決勝進出を決めた。

勝利したジョコビッチは決勝で第2シードのC・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは準決勝で第13シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)を6-1, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。

なお、ジョコビッチは決勝戦で勝利し金メダルを獲得した場合、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)の四大大会とオリンピックを選手キャリアで制す生涯ゴールデンスラムを達成することとなる。