【広島】新井監督「各自が持ち場で役割をこなしてくれた」3戦連続1点差勝利の4連勝で堅首/一問一答
広島は今季初の先発野村の好投を得て、15度目の完封リレーで中日に1-0で勝利した。
守護神不在の状況でもリリーフ陣が無失点でつなぎ、小園のタイムリーヒットで決勝点を奪った。
新井監督は守備力と若手選手の成長を評価し、現在の4連勝でチームが首位をキープしていることを強調した。
◆JERAセ・リーグ 広島1―0中日(2日・マツダスタジアム)
広島は、昨年8月11日の敵地・中日戦以来の今季初先発だった野村の5回無失点の好投から5投手で今季15度目の完封リレー。チーム投手最年長35歳右腕の昨年7月6日以来の今季初勝利はお預けとなったが、チームは今季4度目の4連勝で首位をキープした。
6回以降は、2連投で計39球を投げていた守護神・栗林不在の救援4人が無失点でつなぎ、6回に4番・小園の先制打で奪った1点を守り切った。今季6度目の1―0完封は、70年の9度に次ぐ球団歴代2位タイ。チームは6月29日以来の今季最多タイの貯金9となった。以下は新井貴浩監督の試合後の主な一問一答。
―野村投手は再三のピンチをしのいだ
「今シーズン初登板だったんですけど、さすがのピッチングでしたね。ランナーを背負いながらも、期待通りのピッチングをしてくれました」
―リリーフ陣も無失点でつないだ
「そこはうちのストロングポイント。しっかりゼロで抑えてくれたと思います」
―打線は6回1死から連打で決勝点を奪った
「野間もいいヒットだったんですけどね、小園の彼らしいヒットというか、あんな難しい球をね。いいタイムリーヒットだったと思います」
―二遊間を含めて連日の好守も光って4連勝
「そこ(守備力)もうちのストロングポイント。各自、ピッチャーも野手も持ち場持ち場で役割をしっかりこなしてくれていると思います。本当、暑い中ではありますけど、みんな選手が頑張ってくれていると思います」
―栗林投手がベンチ外だったが、6回から継投に入ったのはリリーフ陣の信頼の大きさ
「もう信頼している。みんな、誰を出しても自信をもって送り出しています」
―島内投手も温存の様子がうかがえた
「それもあったね。今日投げると連投になるので。いいピッチャーがたくさんいるので、相手の打順との兼ね合いも見ながら、うまく回しながらと思っていた。今日、結構うまくいったかな」
―1点差ゲームが続いている
「若い選手が結構いろいろ後からとか出ていますけど、緊迫した場面で出るというのは成長すると思います。一つのミスが命取りになる。でも、そのミスをしちゃいけないというところで球際を攻めていくというのは、選手も成長するし、チームとしても成長するんじゃないかと思います」