「嫌なら買うなよ」バースデイに擁護多数 インスタとXで異なる反応、「コメント欄もきっつい」たしなめる声も

AI要約

しまむらグループのベビー・子ども用品専門店「バースデイ」が新商品炎上の問題で、批判が相次いでいる。

批判的なコメントを受け、同社は販売中止を発表したが、ファンの間で反応が分かれている。

乳幼児向けの人気ブランドである「バースデイ」による新商品の議論が続いている。

「嫌なら買うなよ」バースデイに擁護多数 インスタとXで異なる反応、「コメント欄もきっつい」たしなめる声も

 しまむらグループのベビー・子ども用品専門店「バースデイ」の新商品が炎上した問題で、同社の公式Xとインスタグラムに寄せられたコメントが対照的だと話題になっています。

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 商品は現代美術作家の加賀美健氏がデザインしたもので、靴下に「パパは全然面倒みてくれない」「ママがいい」などの文字が入っていました。

 同社は「今回はいつものフレーズシリーズに加え小さな子供の言い間違えシリーズなどなど新しいデザインが盛り沢山」とアピールしていましたが、ネット上では専業主婦が減り共働きが当たり前の時代に、パパが育児をしない、できないというメッセージが男性差別かつ時代錯誤にあたるとの批判が噴出。

「育児を頑張ってる父ですが、もうバースデイでは買いません」「男性側だけを弄るのはセンスない」「子供服だしてる企業がこれじゃ男親が子育てにコミットできる日なんて来ないわ」と厳しい声が相次ぎました。

 同社はHint-Potの取材に、加賀美氏とのコラボを企画した経緯について、「取引先からの提案を受けて企画を進めました」と回答し、釈明しました。

 一方で、同社がSNSに「販売中止のお詫び」を投稿すると、公式X(フォロワー数は42.1万人)とインスタグラム(同77.9万人)で反応が分かれる事態に。同ブランドの大ファンだという都内在住の女性は、「インスタを見て、あれを擁護するんだと思って引いてしまった」と指摘します。

 批判的なコメントが集まったXに対し、インスタグラムでは、苦言のほかに販売中止を嘆く応援の声も多く、「楽しみにしてただけに本当に残念でした」「デザインに酷い!とは微塵も感じなかった」「こういうのに一々反応して詫びて屈するのをやめて欲しい」「めちゃくちゃ面白い企画なのに~」「大反発してる人たちはこれから先、違う意見の人や物、全てに反発して生きていくつもりなのかな?怖すぎるわっっ」「嫌なら見るなよ買うなよ話題にするなよ」などのコメントが散見されています。

 これに対し、「コメント欄もきっついなぁ。男女関わらず他者を下げることを目的とした商品を売るっていうの、ちょっと古いって自覚持った方がいいですね」とたしなめる声も複数ありました。

 乳幼児向けの安くおしゃれな服のイメージがあり、人気の高い「バースデイ」。新商品を巡り、コアな愛用者の間でも議論を起こしています。