「頭にキス…ありがとうアカタテハ」スケボー小野寺吟雲選手(14) 予選敗退も飛翔能力100kmのチョウがエール

AI要約

14歳のスケートボード選手がパリ五輪で予選敗退し、頭に止まったチョウが話題となる。

日本蝶類学会がチョウの種類を特定し、SNS投稿が広まる。

小野寺選手は悔しさを感じつつも、ヨーロッパアカタテハに感謝のメッセージを送る。

「頭にキス…ありがとうアカタテハ」スケボー小野寺吟雲選手(14) 予選敗退も飛翔能力100kmのチョウがエール

倉田大誠アナウンサー「世界が、14歳に釘付けだ!決まったー!すごい光をパリから放った14歳!」

29日に行われた、スケートボード男子ストリート。

世界ランキング1位としてパリ五輪に臨んだ14歳の小野寺吟雲(おのでらぎんう)選手ですが、果敢にチャレンジを続けた結果、惜しくも予選敗退となりました。

小野寺吟雲選手(14):

すごい悔しいけど、決勝上がれなくて、でもまあ、うん、悔しいです。

それは、小野寺選手が競技を終え、インタビューを受けていたときのことでした。

弧を描くように飛んできたオレンジと黒色の物体が、小野寺選手の頭にとまりました。

その正体は、チョウ。

これに日本蝶類学会が、目をつけました。

<日本蝶類学会 公式Xによる投稿>

小野寺選手の髪にとまっているのは、ヨーロッパアカタテハですね

チョウの種類を特定し、SNSに投稿したのです。

めざまし8は、日本蝶類学会を急きょ取材しました。

日本蝶類学会 運営委員長 伊藤勇人さん:

画面とかにチョウが映ると、それが何であるかっていうのは、やっぱりどうしても調べたくなりますし、つぶやきたくなりますね。

この投稿についてSNSでは…

「これ、めっちゃ気になってたシーン」 「勉強になりました」

など、続々と称賛の声があがりました。

日本蝶類学会 運営委員長 伊藤勇人さん:

そうですね、チョウチョからも、祝福のエールを送ってくれたんじゃないかなというふうには思います。

小野寺吟雲選手の頭に止まったのは、伊藤さんによると「ヨーロッパアカタテハ」。

飛翔能力が高く100km以上、飛ぶことができるといいます。

日本蝶類学会 運営委員長 伊藤勇人さん:

まさしく、力強く高く羽ばたけるチョウであり、世界を股にかけて飛べるチョウチョであるこのヨーロッパアカタテハは、小野寺選手の象徴になりうるようなチョウチョではないでしょうか。

この、日本蝶類学会の投稿に小野寺選手も反応。

<小野寺選手 公式インスタグラムより>

昨日、私の頭にキスしてくれたチョウの名前を日本蝶類学会が調べてくれました。ありがとうございます。そしてありがとうヨーロッパアカタテハ

決勝に上がれず、悔しい思いをした小野寺選手。

自身にエールを送ってくれたチョウに、感謝の気持ちを伝えました。

(「めざまし8」 2024年8月2日放送より)