33歳・鈴木聡美が現役続行に意欲「新たな向上心が生まれた」12年ぶり五輪決勝で会心の4位

AI要約

競泳女子200メートル平泳ぎの決勝で、鈴木聡美は4位に終わる。

鈴木はレース前に緊張を感じながらも、自身のレースをしっかりと泳ぎ切る。

鈴木は4位入賞を受けて、今後の競技への新たな向上心を抱いている。

 ◇パリ五輪第7日 競泳(2024年8月1日 ラデファンス・アリーナ)

 競泳女子200メートル平泳ぎの決勝が行われ、12年ロンドン五輪銀メダリストの鈴木聡美(33=ミキハウス)は2分22秒54で4位だった。2大会ぶりの五輪出場で3大会ぶりのメダル獲得はならなかった。

 鈴木は最初の50メートルこそ出遅れたものの、その後は脅威の追い上げを見せて3位争い。あと一歩のところでメダルを逃したが、レース後は拍手で戦い抜いた自分をねぎらった。

 レース前は極度の緊張に襲われたと明かし、「招集場前、控え場所から“なぜ私なんだ”という不安(があった)。200メートルはは苦手意識が強いので、自信を持っていいはずなのに心細さが出た」と振り返った。

 それでも「最終的には自分のレースをしなきゃということで最低限、選考会より速く泳ぐ目標は達成できたので自分に拍手です。一方で3位まであと少しでメダル獲得できなかったので、悔しさの両方がぶつかり合っている」と胸中を語った。

 12年ぶりの五輪の決勝で大健闘の4位。「決勝に残れて素晴らしい経験ができた。4位まで順位を上げられたのはもう少し狙っていいんじゃないかと新たな向上心が生まれたので、これが終わったらコーチと相談したい」と現役続行に含みを持たせた。