「最後の1本、振り絞れたら」驚異の33歳鈴木聡美が決勝でもやってみせる! 200女子平、12年ぶりファイナル【パリ五輪】

AI要約

鈴木聡美(33)が競泳女子200メートル平泳ぎで歴史を塗り替え、12年ぶりの決勝進出を果たす。

鈴木は準決勝で2分23秒54のタイムをマークし、自己記録更新を目指して決勝に臨む意気込みを見せる。

日本勢で史上最年長の決勝進出となる鈴木は、粘り強いレースでメダル獲得を目指す。

「最後の1本、振り絞れたら」驚異の33歳鈴木聡美が決勝でもやってみせる! 200女子平、12年ぶりファイナル【パリ五輪】

 ◆パリ五輪・競泳女子200メートル平泳ぎ(30日、ラデファンス・アリーナ)

 また一つ鈴木聡美(33)が歴史を塗り替えた。女子200メートル平泳ぎ準決勝、2分23秒54と組では4位、全体では8位となって見事に突破を果たした。「タッチしてタイムを見た瞬間は、4位という順位を見てちょっとひやひやしました」と照れ笑いした。

 三つのメダルを獲得した2012年のロンドン五輪以来、12年ぶりの決勝の舞台に立つ権利を手にした。日本勢の競泳代表では史上最年長となる快挙だ。前半から積極的に速いピッチでのストロークを繰り出して推進力を生み出し粘り抜いた。

 「緊張もすごいし、ワクワクもしている」と決勝を見据えて意気込む。準決勝の上位2選手は、2分19秒台と突き抜けている状況だ。それだけに「気にすることなく、端のコースで自己記録を狙い自分のレースに集中をする」と決意を込める。

 自己記録は2分20秒72で、ロンドン五輪200メートルで銀を獲得した際に記録したものだ。準決勝のタイムと比べると銅メダル相当となる。「最後の1本、振り絞れたら」。年齢の壁を壊し続ける鈴木が12年の壁も突き破る。

(パリ山田孝人)