橋本大輝「新しい歴史が見られて幸せ」 体操男子個人総合
橋本選手は6位で終えたが、新たな歴史を刻んで幸せであると述べた。
橋本選手は過去3年間の苦労を乗り越えて戦ったことを強調し、次なる目標に向けて準備をする意志を示した。
団体金メダルを得て涙ぐむ橋本選手は、岡選手を含めて、国内での競争が激化し、新しい未来を感じると述べた。
パリ・オリンピック第6日は31日、体操男子個人総合決勝が行われ、橋本大輝選手(22)=セントラルスポーツ=は6位だった。決勝後の主な談話は以下の通り。
<今の受け止めは>
新しい歴史が見られて幸せ。
<岡選手と戦って>
連覇する意識はあまりなくて、けがをしてからここまで戻って演技できて、この舞台に立って。ここまで僕を応援してくれた方々に悔しい(思いをさせた)けど、演技することができて、僕は今日でパリ・オリンピックは終わりだが、堂々とやり切れた。
<プレッシャーは>
正直この3年間しんどかったし、それを乗り越えて戦えたのも応援してくれた方のおかげ。皆さんの期待に応えることができなかったので、次の目標に向けてもう一度、自分を見直して準備したい。
<団体金メダルという素晴らしいもの見せてもらった>
けがをしてここまで戻ってきて、団体金メダルだけでもうおなかいっぱいで、悔しい気持ちより、幸せ過ぎて涙が出てしまって。団体金メダルはエースとしてできたか知らないが、みんなのために戦えたことが悔いの残らない大会となった。
<岡選手、楽しみな存在が出てきた>
国内から競争のレベルが高くなって、どんどん日本の体操が強くなる新しい未来も見えた。彼もけがをして、乗り越えて、彼の努力と諦めなかった強さに本当に感動した。次のロス(五輪)に向けて一緒に戦えるように、僕がまた鍛え直したい。