【阪神】連勝の立役者・森下選手が好調のワケは「打席での構え方が変わったこと」 7月30日からの巨人3連戦は「負け越すと黄色信号か...」掛布雅之氏が解説

AI要約

阪神の好調は近本選手の存在が大きい。クリーンナップの活躍は近本の出塁に支えられている。

森下選手の打撃フォームの変化が注目されており、それが打線に良い影響を与えている。

巨人戦が迫っており、阪神にとって重要な試合となる。ゲーム差が広がると厳しい状況になる可能性がある。

【阪神】連勝の立役者・森下選手が好調のワケは「打席での構え方が変わったこと」 7月30日からの巨人3連戦は「負け越すと黄色信号か...」掛布雅之氏が解説

 後半戦最初のカードとなった中日3連戦は全勝。勢いに乗る阪神について、7月29日、掛布雅之氏が解説しました。

 ―――オールスターゲーム前から合わせると阪神は4連勝。調子がいいですね?

 「皆さんクリーンナップのヒットばかり注目しますけど、ホームベースにかえってきている近本(光司選手)の姿を忘れてませんか。阪神の打線の中で大きなポイントはやっぱり近本なんですよ。近本の状態が上がってきたことによって、クリーンナップのヒットがタイムリーにつながるわけですから。やっと打線のつながりができてきたっていうのは、近本の状態が上がったということなんです。それが一番大きい」

 ―――この3連戦で気づかれたことがあるようで?

 「森下(翔太選手)の打撃フォームが変わりました。森下の構え方って、ちょっとかがんでいたんですよ。だから(スイング時に)肩が下から入るんだけども、今はスッと立っているんですよね、力が抜けて。背中が伸びてるんですよ、背骨が。だからあまり後ろの右肩が下がらずに、レベルに回るんですよね。そのためマルティネス(中日)の高めのインコースのストレートをレフト線に持っていくことができた。あれがもしもかがんで(右肩が)下がっていたら、ファウルですね。構えている形から変わっているので、これである程度、森下がタイミングをつかんできて、このクリーンナップが機能すれば、近本の出塁が生きてきます。森下に後半戦は注目したいですね」

 ―――クリーンナップでいうと、大山悠輔選手や佐藤輝明選手はいかがでしょうか?

 「佐藤と大山に関してはそんなに変わってはいないんですけど、夏場になりますとピッチャーの状態って疲れて落ちてくるんですよ。(大山選手らは)甘いコースに入ってきたボールの打ち損じが少なくなっていて、ピッチャーのボールの切れも落ちていると思う。甘いボールでファウルにしてたものが、前に飛ぶようになっている。これからクリーンナップはたぶん機能していくと思います」

 ―――まもなく8月に入ります。まず、7月30日~8月1日に巨人戦(阪神甲子園球場)がありますね。

 「これは1つの山場でしょう。先日の東京ドームでの試合では巨人に1勝2敗と負け越していますので、この3連戦で阪神が1勝2敗と負け越しますと、巨人とのゲーム差が4.5。阪神は残り50試合ですから、その中で5ゲーム離されるとさすがに阪神もきつくなると思いますので、この3連戦で阪神が負け越したらちょっと黄色い信号が点滅しだすかも知れない。大事な3連戦です」

 (2024年7月29日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)