初出場の水戸青藍舎ヤングが初戦突破、岐阜ヤングに逆転勝ち ヤングリーグ

AI要約

水戸青藍舎ヤングが岐阜ヤングを逆転して初戦突破。

三重ゼッツヤングがオセアン横浜ヤングに競り勝つ。

横浜旭ヤングは府中広島‘2000ヤングとの激戦を経て敗れる。

<全日本少年硬式野球連盟第32回ヤングリーグ選手権>◇27日◇兵庫・淡路佐野運動公園ほか◇開会式、1回戦

 初出場の水戸青藍舎ヤングが岐阜ヤングを逆転して、9-8で初戦突破した。勝利を呼び込んだのは、試合中盤からリリーフした左腕・箕輪渚生(3年)。スリークオータから力強い直球を投げ込み、乱打戦を落ち着かせた。一時調子を落とし、試合終盤を任されては、逆転を許していた。代田真生監督から「コントロールを気にするような投手じゃないだろう。いちかばちかだ」とアドバイスされた大会直前の練習試合で復調。本番で腕を振り切った。「すごい緊張しました。強い相手ばかり。全力を出してゼロで抑えます」と話した。

 三重ゼッツヤングがオセアン横浜ヤングに4-3で競り勝った。敗れたオセアンは河野新主将(3年)の2点三塁打で1点差としたが、届かなかった。河野新は「大きな舞台を経験して、今後の野球人生に生かしたい」などと振り返った。

 南東北ヤングBCが5-0で瀬戸内ヤングを破った。3人の投手リレーを締めくくった佐藤琥春(3年)は「気持ちが入りすぎて、力んでしまいました。チーム一丸になって、練習の成果を発揮したい」と上位進出を目指す。

 横浜旭ヤングは府中広島‘2000ヤングを相手に最終回に5点を挙げ、タイブレークに持ち込みながら1点差で敗れた。最終回は2点差まで追い上げ、2死一、二塁とすると、併殺を狙った一塁手の送球が高くそれ、右中間深くまで転々とした。打者走者も一気に本塁に生還して、大喜びのナインの出迎えを受けたが、三塁手のアピールで三塁ベースを踏んでいないとされサヨナラの得点が認められなかった。

 1死満塁からのタイブレークは府中広島がスクイズで1点。横浜旭は連続三振で激闘を終えた。5回から救援して粘り抜いた左腕・下村桐之介(3年)は「最初の方は暑くて、緊張もあって、思ったように投げられなかったけど、終盤はいつも通りに投げられました」と静かに振り返った。

 昨年優勝のヤングJKBなども初戦を突破した。

 大会は昨年までより1日長い4日間開催となり、28日は2回戦と準々決勝が行われる。

 大阪球道ヤング3-7ヤングJKB

 オセアン横浜ヤング゛3-4三重ゼッツヤング

 ヤング筑紫0-10兵庫伊丹ヤング

 ヤンキース岡山YOUNG 14-1埼玉SPヤング゛

 SASUKE名古屋ヤング9-1滋賀ヤング

 ヤング神戸須磨クラブ7-0ヤング゛阿久根

 松山ヤングアブレイズ2-7丹波ヤングBC

 Locomotionヤング5-4生光学園ヤング

 大阪舞洲ヤング5-4ヤング淡路島