世界の壁は高く 日本、ずるずる連敗―ラグビー7人制〔五輪〕

AI要約

日本代表が15人制ラグビーで両国に連敗し、主将の石田吉が気持ちで負けていたと反省。

初戦のニュージーランド戦では津岡のトライで一矢報いたが、その後力尽きる。

石田吉は自覚と誇りが足りないとし、チームの立て直しが急務と訴える。

 世界との差をまざまざと見せつけられた。

 日本は15人制の強豪として知られる両国に連敗し、主将の石田吉は「ミスとかより、気持ちで負けていた。情けない試合だった」と恥じた。

 見せ場は初戦ニュージーランド戦の序盤だけだった。前半2分すぎにケレビのキックパスで抜け出した津岡のトライなどで7―7の同点。狙いのスピード感あふれる展開だったが、ここからずるずる後退した。アイルランドにも力負け。今大会の日本選手団の先陣を切ったが、勝利で飾れず、津岡は「最初のトライはやりたい形だったのに、結果が出ず悔しい」と唇をかんだ。

 地元フランス目当ても相乗効果となり、公式発表で6万9000人もの観客が詰め掛けたフランス競技場。前回東京五輪をただ一人経験した石田吉は「自覚や誇りが足りない。活を入れ直し、気持ちさえ変われば改善できるはず」。立て直しが急務だ。