「俺たちが怖いんだろ」ヤンキースとメッツ投手が挑発合戦「いい打者はジャッジとソトだけ」

AI要約

ニューヨークの2チーム、ヤンキースとメッツが舌戦を繰り広げている。メッツのセベリーノ投手の登板回避により、両軍の間に不穏な空気が広がっている。

セベリーノはメッツの選手たちから怖がっているとからかわれるが、自信を持って対戦を望んでいる。ヤンキース監督もセベリーノの言動には落ち着いた反応を示している。

19日にはヤンキースがセベリーノ発言に励まされて快勝したが、攻撃の中心はジャッジとソトに偏っていることが浮き彫りになった。

「俺たちが怖いんだろ」ヤンキースとメッツ投手が挑発合戦「いい打者はジャッジとソトだけ」

 ニューヨークの2チームが〝舌戦〟を繰り広げている。ア・リーグ東地区2位ながら首位オリオールズに1ゲーム差に詰め寄るヤンキースと、ナ・リーグ東地区で3位のメッツ。〝サブウェイシリーズ〟第1ラウンドはメッツが連勝し、来週の第2ラウンドを控え、両軍に不穏な空気が漂っている。

 発端はメッツのルイス・セベリーノ投手(30)の〝登板回避〟だった。2015年から23年までヤンキースに在籍したセベリーノは今季がメッツに移籍1年目。6月25日、26日(日本時間26日、27日)のホームでの直接対決に連勝したが、期待されたセベリーノの登板はなかった。

 さらに7月23日、24日(同24日、25日)の敵地で2度目のチャンスだったが、メッツは20日(同21日)のマーリンズ戦でセベリーノの予告先発を発表。シーズンでの古巣登板は実現しなかった。セベリーノはこの後、古巣の選手たちからグループチャットで「俺たちを怖がっているんだろう」などとからかわれたという。

 セベリーノは「みんな僕の悪口を言うんだ。僕は怖くない。今、いい打者は2人(ジャッジ、ソト)しかいない。その2人を歩かせることだってできる。一緒にプレーしたことのある選手たちと切磋琢磨している。将来、彼らと対戦したい」とSNYテレビのインタビューに答えた。確かに攻撃の中心はジャッジ、ソトに他ならないが…。

 これを聞いたヤンキースのアーロン・ブーン監督も「すべてが終わった後、どうなるか見てみよう。我々は時々失敗してきたが、得点数はリーグトップだ。セビーの言い方を見たが、どうでもいいような感じだった」と怒りを抑えて過敏に反応している。

 リーグ再開となった19日(同20日)、ヤンキースはセベリーノ発言に発奮したかのようにレッズに6―1と快勝発進。ただ、この日も攻撃の大半がジャッジとソトのバットによるものだった…。