仙台育英相手に「ゼロ」刻んだ 柴田の藤田投手「悔いはない」
AI要約
柴田の民浩幸監督が大会3連覇を目指す仙台育英戦の先発を託した藤田大和投手について述べられている。
藤田投手は一度は譲った背番号1を背負い、猛練習を重ねて臨んだ試合で、困難な状況の中でも粘り強く投球し続けた。
試合に敗れても、藤田投手はチームのスタイルを貫き、悔いのないプレーをしたことを誇りに思っている。
（18日、第106回全国高校野球選手権宮城大会準々決勝、仙台育英5―1柴田）
「人が見ていないところでストイックに練習してきた。藤田でだめならしょうがない」。柴田の民浩幸監督が大会3連覇を目指す仙台育英戦の先発を託したのは藤田大和（やまと）投手（3年）だ。
二回までに4点失ったが、「ここからまた0を刻もう」。背番号1は腕を振り、六回まで本塁を踏ませなかった。
佐藤快選手（3年）、阿部快選手（2年）とともにエースナンバーをかけ切磋琢磨（せっさたくま）してきた。投球フォームを改善し「誰よりも練習し、誰にも負けない責任をもってきた」。一時は譲った背番号1を背負い、この夏に挑んだ。
敗れたが、「自分たちのスタイルを貫いてぶつかることができた。悔いはない」。そう言い切った。（岸めぐみ）
