【阪神】チームの窮地は俺が救う!木浪聖也19日広島戦で1カ月ぶり1軍復帰「あとはやるだけ」

AI要約

阪神木浪聖也内野手が約1カ月ぶりに1軍復帰予定でチームに貢献を誓う。

怪我による不在中、代役の小幡も負傷し、チームは正念場に立たされる。

木浪は復帰に向けてリハビリを頑張り、2軍戦で守備も充実した実績を残す。

【阪神】チームの窮地は俺が救う!木浪聖也19日広島戦で1カ月ぶり1軍復帰「あとはやるだけ」

 チームの窮地は俺が救う! 19日の広島戦(甲子園)で約1カ月ぶりに1軍復帰予定の阪神木浪聖也内野手(30)が、勝利への貢献を誓った。

 「あとはやるだけだと思います。(1軍に)行ってからの自分の役割はわかっているので、それをしっかりできるかどうか。準備して臨みたいと思います」

 開幕からほぼ遊撃を任されてきたが、6月15日の敵地ソフトバンク戦で背中に死球を受け、左肩甲骨骨折で戦線離脱を余儀なくされた。だが、自身が不在の間、代役で遊撃のスタメンを張ってきた小幡が17日の巨人戦(東京ドーム)で左太もも裏の肉離れを発症。チームも首位巨人に2・5差の4位に沈む正念場で、緊急招集が決まった。

 「(1軍復帰を)想定してずっとやっていたので、できることをしっかりやりたい」

 懸命のリハビリで早期復帰にこぎ着け、18日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(杉本商事BS)に「2番遊撃」で3度目の実戦出場。ヒットは出なかったが、第1打席で村西からしっかり見極めて四球出塁するなど、実戦勘の問題なしをアピールした。2軍戦3試合はトータル6打数1安打2四球で、遊撃の守備も軽快にこなした。和田2軍監督は「打席もしっかり立てた中で、守備も足の運びも全然問題ない」と太鼓判。木浪も「試合に出られたのが一番の進歩」と充実だ。

 たくましくなって帰ってくる。鳴尾浜でのリハビリ中は、全体練習前に室内トレーニング場にこもるなど連日精力的に鍛錬。10日には高卒ルーキーの山田と約1時間、遊撃で特守を受け、故障明けとは思えないほど肉体をいじめ抜いた。「下でしかできない取り組みもできましたし、打撃も守備もキャンプ以上にやることができた。自分にとっては良い1カ月になりました」。実感する手応えを結果につなげる。19日に先発する広島床田には今季、左対左でも9打数4安打の好相性。進化した「恐怖の8番」が、岡田阪神の救世主になる。【村松万里子】