デレク・ジーターさん、水原一平被告についての質問かわす「論争なんてあったかな?」大谷翔平の“メディア対応”についての分析も披露

AI要約

大谷翔平選手がオールスター戦前にホームランダービーを応援。ジーター解説者が大谷の対応に驚きを表す

ジーター解説者は大谷の精神的なタフさを讃える

ジーター解説者の経験から語る、大谷がどのようにメディアとの関係を築いているか

デレク・ジーターさん、水原一平被告についての質問かわす「論争なんてあったかな?」大谷翔平の“メディア対応”についての分析も披露

 ドジャースの大谷翔平選手(30)はアーリントン(米テキサス州)でのオールスター戦を翌日に控えた15日(日本時間16日)、ホームランダービーに出場した同僚のテオスカー・ヘルナンデス外野手らを応援した。

 ヤンキースOBで殿堂入りした米放送局FOXスポーツ1のデレク・ジーター解説者は、同局の番組「ザ・ハード」に出演。コリン・カウハード・ホストから「ヤンキース時代のあなたは、いつもきちんと話をすることでメディアと良好な関係を築いていた。一方、大谷翔平にまつわる『major controversy(深刻な論争)』があったが、それが彼に影響を及ぼしていないように見えるのは驚きだ」と振られた。

 元通訳で、違法スポーツ賭博への関与で大谷の口座から約1700万ドル(約27億円)を盗んだとされる水原一平被告についての報道を指すと思われる意味深な質問に対し、同解説者は「論争なんてあったかな?」と笑いつつ、表情を引き締めると「正直なところ、大谷翔平がグラウンドでやっていることを可能にするには、身体的な能力をはるかに上回るものが必要だ」と断言した。

 「サイ・ヤング級の投球をし、かつMVP級の打撃を現実のものにしているということは、誰にも引けを取らないくらい精神的にタフなんだ。だから、彼が雑音を制限できているのは驚きではないね。自分がやっていたのもまさに彼と同じだが、シンプルなことだ。(メディアに対して)一度しゃべり、その話を繰り返さない。そうすることで屈託を残さない。だから、彼がやっていることの全ては驚くには全くあたらないよ」

 ジーター解説者は2014年までメジャー20年間で通算打率3割1分、3465安打。『ザ・キャプテン』の愛称通りに主将としてヤンキースの黄金時代を築き、松井秀喜さんと世界一になった09年など5度のワールドシリーズ優勝に導いた。引退後は17~22年にマーリンズの共同オーナーを務め、20年は史上2位の得票率99・7%で米野球殿堂入りした。