【二所ノ関親方 真眼】ゆるゆるの大の里 相手の研究に対応できていない いい宿題を課された

AI要約

大の里は、勝利を収められず2連敗となる。相手への対策不足と基礎運動の重要性を痛感している。

若元春戦では相手に取られてしまい、前回の敗戦と同じミスを犯してしまった。反省点を生かせず、土俵際でも不利な姿勢をキープした結果となった。

稀勢の里は、2連敗から学び修正する姿勢を示しており、負けを通じて成長する重要性を認識している。

【二所ノ関親方 真眼】ゆるゆるの大の里 相手の研究に対応できていない いい宿題を課された

 ◇大相撲名古屋場所2日目(2024年7月15日 ドルフィンズアリーナ)

 大の里は、勝ってかぶとの緒を締めなかった。ゆるゆるです。優勝して臨んだ場所。相手はいつも以上に研究し万全な対策を練って向かってきます。だから相手の上をいかないと先には進めない。これまで何度も言い聞かせたことが、この2日間はできていません。

 若元春戦は土俵際までは良かった。だが、そこで相手にうまく取られてしまった。攻め込みながら左四つを許して反撃されるのは前回(夏場所4日目)の対戦と同じ。前回はうまく体が反応して勝利しましたが、相手も同じてつは踏みません。むしろ大の里が反省を生かせなかった。土俵際でもう少し前傾姿勢になっていたら結果は違っていた。基礎運動が足りない証拠です。初日も御嶽海に右を殺されてうまく取られた。先場所2日目の高安戦のような負け方でした。

 負けて覚える相撲もあります。2連敗をどう受け止めて修正するか、いい宿題を課されたと思っています。 (元横綱・稀勢の里)