【京都】短時間でも高い能力で決定機演出 新加入エリアスがデビュー「監督の要求こなして貢献」

AI要約

ブラジル人FWラファエル・エリアスがJリーグデビューし、短い時間でも高い能力を見せた。

エリアスはビッグチャンスを作り、力強いボールキープを披露。監督も評価し、期待を寄せる。

エリアスは自身の特長よりも状況に応じたプレーと貢献を重視し、京都サポーターを魅了した。

<明治安田J1:京都0-0浦和>◇14日◇第23節◇サンガS

 今夏京都サンガF.C.に加入したブラジル人FWラファエル・エリアス(25)がJリーグデビューした。

 後半30分の選手交代で同時に入るかと思われたエリアスは、足をつった選手がいたことで出場は同42分からとなったが、短い時間でも高い能力の片りんを見せた。

 出場から3分後の同45分、積極的なプレスで相手のパスミスを誘うと、ボールを拾ったFWマルコ・トゥーリオ(26)からのラストパスをワンタッチシュート。ボールは相手GKを破ったが、カバーに回ったDFにクリアされた。惜しくもゴールとはならなかったが、いきなりビッグチャンスを作り出した。その直後にも力強いボールキープを見せるなど、わずかな時間でも京都サポーターを何度もわかせた。

 京都での初戦を終えたエリアスは「時間は長くなかったが、自分のやれることをしっかりやろうと考えた。自分の特長というよりは、状況に応じた監督の要求をこなして貢献することがすべて。今日はやれるとはやれた」と振り返った。

 短時間でも可能性を感じさせるプレーを見せた新戦力には、曺貴裁監督(55)も「短い時間でもシュートチャンスを作った。非常に良い選手が入ってくれたと思う」と評価。残留争いから抜け出すためのキーマンになりそうなストライカーに期待を寄せた。