「Jリーグ→海外」の最高額は? 日本人移籍金ランキング16位。欧州で大ブレイク!? 市場価値が50億円近くに

AI要約

サガン鳥栖出身の鎌田大地が高額移籍金で海外へ転身し、フランクフルトやラツィオで活躍した経歴を持つ。

フランクフルト加入時の移籍金は160万ユーロで、その後市場価値は大幅に上昇し、複数クラブでプレーを経験した。

2024/25シーズンからはイングランドのクリスタル・パレスでプレーする鎌田は、自身のキャリアを着実に築いてきた。

「Jリーグ→海外」の最高額は? 日本人移籍金ランキング16位。欧州で大ブレイク!? 市場価値が50億円近くに

 欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。シーズン途中のJリーグから有力選手が引き抜かれることが多いのもこの時期だ。今回は、Jリーグから海外へ移籍した日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。

16位:鎌田大地(かまだ・だいち)

生年月日:1996年8月5日

移籍先:サガン鳥栖→フランクフルト(ドイツ)

移籍日:2017年7月1日

移籍金:160万ユーロ(約2.56億円)

 2015年にサガン鳥栖に加入してプロキャリアを始めた鎌田大地は、高卒ルーキーながらコンスタントに出場し、デビューシーズンでJ1リーグ21試合に出場して3得点を挙げた。その後も着実に成長を続けて、2017年夏にドイツのフランクフルトへ移籍。そのときの移籍金が160万ユーロ(約2.56億円)だった。

 2018/19シーズンにシント=トロイデンへ武者修行に出た鎌田は、ベルギー1部リーグで15得点7アシストという圧倒的な活躍を見せると、レンタルが終わったときの市場価値は450万ユーロ(約7.2億円)に上昇し、その後はフランクフルトの主力に定着した。2021/22シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝に貢献し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でも活躍したことで、市場価値はグングン上昇して、2022年には3000万ユーロ(約48億円)に到達している。

 鎌田は2023年夏に、フランクフルトとの契約延長を断ってフリーとなり、イタリアのラツィオに加入した。そのため、フランクフルトは移籍金を得られずに主力を手放した格好となったが、160万ユーロで獲得した選手がここまでの活躍をしたのだから、良い取引だったと言えるだろう。

 2024/25シーズンからイングランドのクリスタル・パレスでプレーする鎌田は、これまでのキャリアで移籍金が発生した移籍は、フランクフルト加入時のみである。新天地への適応などさまざまな要因があるとしても、鎌田自身が契約のたびに自分のキャリアのステップを長期的に考えて決断してきた証と言えるかもしれない。