「苦しい時に力になりたい」J1アビスパ湯澤聖人が戦列復帰に意欲 連敗中の雰囲気変える力に

AI要約

J1アビスパ福岡の湯澤聖人が戦列復帰に意欲を見せた。

チームは連敗し、負傷者や出場停止者が続出する中、湯澤は貢献したいと決意している。

現在6位に位置するチームで、チームの成長を強調し、順位を上げていきたいと語った。

「苦しい時に力になりたい」J1アビスパ湯澤聖人が戦列復帰に意欲 連敗中の雰囲気変える力に

 J1アビスパ福岡の湯澤聖人が戦列復帰に意欲を見せた。

 チームは7日のリーグ戦でのホーム京都戦、10日の天皇杯3回戦の愛媛戦で連敗。さらに14日のアウェー広島戦は田代雅也、井上聖也が出場停止となる。主将の奈良竜樹が左膝の手術で離脱するなどけが人も多く、DF陣を中心に台所事情は苦しいだけに「大変な状況ですし、チームに貢献したい、苦しい時に力になりたいという思いは強くあります」と決意を示した。

 湯澤は5月18日のホームC大阪戦で左脚を痛めて担架でピッチを後にして以来、戦列を離れている。「試合に絡めなくても、そういう(チームに貢献したいという)思いを持っていた」という30歳は「今は練習に入っているので、やれることはいっぱいある。雰囲気を変えたり、声をかけたり」とチームに刺激を与えることを心がけている。

 京都戦は後半追加タイムで勝ち越しを許し、天皇杯はJ2のクラブに敗れた。だが、湯澤はリーグ戦6位と浮上してきた手応えを強調した。「連敗で、6月の負けていない時期のチームがなくなるわけではない。今まで積み上げてきたものは、開幕から成長してチームになってやれているところだと思うので、そこを評価してほしい。そのためにも、できるだけ順位は上に食らいついていければいいかなと思います」と強調した。(向吉三郎)