中日・高橋宏斗、「自分が学べる機会に」初のオールスター選出 阪神・才木や巨人・戸郷と交流深めさらにレベルアップへ

AI要約

中日から初出場が決まった高橋宏斗と松山晋也、ファン投票で選出されたライデル・マルティネスと細川成也。マイナビオールスターゲーム2024の監督選抜選手が発表された。

高橋宏斗は好調を維持し、マウンドでのパフォーマンスに自信を持つ。スプリット修行にも意欲的で、他の投手との交流を深めて成長したいと語る。

過去の球宴で印象に残っている出来事から、楽しさを大切にする姿勢を持つ高橋宏斗。今回のオールスターゲームでさらなる飛躍を目指す。

中日・高橋宏斗、「自分が学べる機会に」初のオールスター選出 阪神・才木や巨人・戸郷と交流深めさらにレベルアップへ

 日本野球機構(NPB)は8日、マイナビオールスターゲーム2024(23日・エスコンフィールド北海道、24日・神宮)の監督選抜選手を発表し、中日からは高橋宏斗投手(21)、松山晋也投手(24)がいずれも初出場を決めた。すでにファン投票でライデル・マルティネス投手(27)、細川成也外野手(25)が選出されている。

 高橋宏が勢いのままに、逆転選出をつかみ取った。「シーズン最初はこうなるとは思ってもいませんでした。選んでいただいたからには、(後半戦も)見合った成績を残していきたい。オールスターに選ばれたい気持ちはずっとあったのですごくうれしいです」

 今季は開幕2軍スタートも4月下旬に昇格し、ここまでチームトップの5勝(1敗)。5日の広島戦(バンテリンドームナゴヤ)では99球で今季初完封。100球未満で9イニング以上を完封する「マダックス」を初めて達成した。防御率は脅威の0・64。満を持して、球宴のマウンドに上がる。

 伝家の宝刀であるスプリット修行にもしたい。交流を深めたい投手には、阪神・才木、世界一を経験した昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でチームメートだった巨人・戸郷と即答。「同じ右投手で、タイプも真っすぐと落ち球。いろんな感覚の話をしたいですし、自分が学べる機会にしたいです」。球界を代表する投手陣の輪に入り、さらにレベルアップしたい気持ちはひとしおだ。

 球宴で最も印象に残っているのは、昨年7月19日の第1戦(バンテリン)。2番手で登板した小笠原が3回1死からソフトバンク・柳田に右翼席中段へ特大ソロを献上した。マウンド上で笑っていた先輩左腕に「楽しく野球をやっている感じがすごかったです」と胸を打たれた。