「何が起こるかわからない」フランス代表はPK戦を覚悟！攻撃陣不調で5戦3得点。守護神の活躍が重要に【ユーロ2024】
フランス代表は攻撃陣の不調からPK戦に備えて練習を行なっており、スペイン代表との準決勝に備える。
フランス代表はグループリーグを2位通過し、PK戦を経て準決勝進出。エムバペやメニャンの活躍が光る一方、PK戦の経験は少ない。
PK戦ではスペイン代表GKシモンが有利とされるが、統計があるもののPK戦は常に予測不能だという見方もある。
UEFAユーロ2024（EURO2024）・準決勝が現地時間9日に行われる予定で、フランス代表はスペイン代表と対戦する。ここまでの試合で攻撃陣が不調に終わっていることもあり、フランス代表はPK戦を念頭に置いて練習を行なっているようだ。スペインメディア『インフォビー』が報じている。
フランス代表はグループリーグでオーストリア代表、オランダ代表、ポーランド代表と同組になり、1勝2分の勝ち点5で2位通過した。初戦でオーストリア代表に1-0で勝利したが、相手のオウンゴールが決勝点となっている。そして、オランダ戦は0-0で、ポーランド戦はキリアン・エムバペがPKを決めて1-1の引き分け。ラウンド16のベルギー戦も相手のオウンゴールだけで勝ち上がり、準々決勝のポルトガル戦は0-0の末にPK戦で勝利して準決勝へ進んでいる。
エムバペなど攻撃陣が影を潜めている一方で、フランス代表GKマイク・メニャンの活躍が目立つ大会となっている。これまでの5試合でフル出場を果たし、許したゴールはポーランド戦のPK１本だけ。15回もセーブしてチームを救っており、スペイン戦でも活躍するかもしれない。しかし、キャリアを通じてPK戦を経験したのは2回だけで、そのうちの1回は準々決勝のポルトガル戦だった。対するスペイン代表GKウナイ・シモンはPK戦のセーブ率が35%で、20本のPKのうち7本を止めた経験があるという。データ上はスペイン代表の方がPK戦で有利だが、同メディアは「PK戦の経験が浅いGKと高い成功率を誇るGKが火曜日に対戦する。しかし、もしPK戦になったとしても、データはスペイン人GKを支持しているが、11メートルのPK戦は常に抽選であり、統計がどうであろうと、何が起こるかわからない」と報じている。
