中日・後藤駿太、先制の2ラン トレード加入で今季3年目、プロ14年目のベテランに井上2軍監督「とにかく内容がいい」と太鼓判

AI要約

中日の後藤駿太外野手が3番・中堅でスタメン出場し、2ランを放ち勝利に貢献。

後藤はファームで結果を残し、好調を維持。井上2軍監督も評価。

後半戦に向け、後藤はアピールし続ける決意を示す。

中日・後藤駿太、先制の2ラン トレード加入で今季3年目、プロ14年目のベテランに井上2軍監督「とにかく内容がいい」と太鼓判

◇6日 ウエスタン・リーグ オリックス0―3中日(杉本商事BS)

 中日の後藤駿太外野手(31)が「3番・中堅」でスタメン出場し、先制の2ランを放った。プロ14年目のベテランは、勝負の後半戦に向けて好調を維持している。勝ったチームは連敗を3で止めた。

 ベテランの一打が、チームを勝利に導いた。互いに無得点の5回、1死二塁で打席には後藤。1ボールからオリックス・高島の高め直球を引っ張った。「ちょっと詰まりましたが、風があるのでそのくらいの方が切れずに入ってくれるなと思いました」という打球は、右翼ポールに直撃する先制2ランとなった。

 一昨年トレードで中日に加入し、今季で3年目。開幕こそ1軍で迎え、プロ通算1000試合出場を達成したが、4月28日に出場選手登録を抹消された。それから2カ月、ファームで77打数25安打、打率3割2分5厘と結果を残し続け「調子がいいことには理由があるので、そこを自分で試行錯誤しながらこれからも維持したいです」とうなずく。好調のベテランに、井上2軍監督は「とにかく内容がいい。誰が2軍で調子良いのと言われれば、駿太だと言える」と太鼓判を押す。

 3日の巨人戦(前橋)で、地元の群馬への凱旋(がいせん)はかなわなかった。それでも、背番号53は後半戦を見据える。「やっぱり打たないとアピールできないので、頑張ります」。プロ14年目、このままでは終わらない。