【中日2軍】石川翔、1イニング無安打2三振で存在アピール 井上2軍監督「次もどんどん投げさせたいと思う内容」

AI要約

中日の石川翔投手がウエスタン・リーグの阪神戦に救援登板し、無安打無失点の好投を見せる

石川翔は前回のフォーム修正が功を奏し、クリーンアップ3人を圧倒する投球を披露

手術から復帰中の石川翔は結果を重視し、今後に期待を寄せる

◇3日 ウエスタン・リーグ 阪神1―6中日(鳴尾浜)

 中日の育成選手・石川翔投手(24)が3日、ウエスタン・リーグの阪神戦(鳴尾浜)に救援登板。1イニングを投げ、無安打無失点の好投でアピールした。試合は中日が1―6で敗れ、連勝は2で止まった。

 敗戦の中でキラリと光る投球を見せたのが石川翔だ。3点ビハインドの5回からマウンドに上がると、気迫の投球で相手打者を圧倒した。

 「前回は少し投球フォームが崩れたので、1週間で修正して、しっかり投げられました」

 クリーンアップ3人を黙らせた。先頭の3番ノイジーはカウント2―2からこの日最速の153キロで詰まらせ、中飛に仕留めた。続く井上、ミエセスに対しては、最後はいずれも切れのあるスライダーで2者連続の3球三振に。

 井上2軍監督は「次もどんどん投げさせたいと思う内容だった。球の威力があるので、内外角にビシッと投げなくても、ゾーンに投げられればある程度の投球ができる思う」と評価した。

 昨年3月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建手術(トミー・ジョン手術)などを受け、6月1日に行われたウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦(ナゴヤ)で2年ぶりに実戦復帰した。順調にステップを踏んでいる石川翔は「結果が一番大事なので、やってきたことを継続してやっていきたい」と前を見据えた。