え、勝ったのに?中日OB・中村武志が星野仙一監督から怒られた話…

AI要約

韓国プロ野球チームで活躍する元中日ドラゴンズの中村武志さんが韓国の野球事情や起亜タイガースの現状について語る。

韓国の野球は1リーグ制で、クライマックスシリーズのような戦い方をしている。先発投手と中継ぎの力の差、投手の人材不足などが課題として挙げられている。

勝敗に関わらず次の試合に向けてポジティブに切り替える姿勢が重要視されている。

え、勝ったのに?中日OB・中村武志が星野仙一監督から怒られた話…

7月1日、韓国プロ野球チーム「起亜タイガース」でコーチを務める元中日ドラゴンズの中村武志さんが『ドラ魂キング』(CBCラジオ)に出演し、韓国の野球事情、星野仙一監督時代などのエピソードを披露しました。聞き手はダイノジの大谷ノブ彦と加藤里奈です。

韓国は1リーグ制。10チームでペナントレースを戦っていますが、中村さんがコーチとして所属する起亜タイガースは現在首位。

大谷「最後、クライマックスシリーズみたいなのがあるんですか?」

中村「10チーム中、5位までのチームで争うんです」

5位のチームと4位のチームが対戦。勝ったチームが、今度は3位のチームと対戦。勝ったチームが、2位のチームと対戦していくそうです。

中村「最後1位のチームがあぐらかいて待ってるっちゅう感じです。これは1ヶ月ぐらいはかかりますかね。韓国の野球はここがメインなんですよ」

「ドラゴンズが点が取れないと、逆に1点縛りでどこまでいけるか試していたのでは?と勘ぐってしまいます」(Aさん)

「そういう見方はよくないとは思うんですけど」と苦笑するしかない中村さん。

韓国は逆によく点数が入るそうです。起亜タイガースは最近の4試合で54点取られたんだとか。それでも現在首位なので、いかに得点が多いかわかります。

中村「先発が降りちゃうと、二番手、三番手が日本のようにすさまじいピッチャーがいないんです」

先発と中継ぎの力の差があるそうです。また、力のある投手を持っているチームと持っていないチームの差もかなりあるんだとか。

日本だと登録で中継ぎが6~7人。韓国はその半分。登録枠以外にいるのは、育成を兼ねた将来期待される選手がいるだけで、投手は人材不足だそうです。

中村「各チーム、3~4人はピシッとしたピッチャーがいるんですけど、ドラゴンズみたいに二軍にもいっぱいいる状態ではないですね」

「起亜タイガース、首位なんですね。ドラゴンズは、選手に元気がなさ過ぎると思うんですが、勝てない時は、韓国ではどんな対策をされているんでしょうか?」(Bさん)

中村「とにかく無理やり元気を出す。日本と比べると尾を引くことはない。切り替えは良いですね」

負けた試合は負けた試合と割り切るようです。次の試合が始まれば、できるだけ明るく、悪いことは早く忘れちゃえ、という姿勢なんだそうです。

中村「どっちかというと、そこを意識してますね」