青学大・西川史礁、“同部屋”大商大・渡部聖弥と切磋琢磨「柔らかい打撃と長打力は負けたくない」

AI要約

大学日本代表がプラハベースボールウイークとハーレムベースボールウイークに向けて合宿を終える。

青学大の西川史礁と大商大の渡部聖弥が打撃で手応えをつかみ、意気投合。

2人の主砲がチームをリードし、優勝に向かう決意を示す。

<侍ジャパン大学日本代表合宿>◇最終日◇3日◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか

 「第43回プラハベースボールウイーク(6~9日)」と「第31回ハーレムベースボールウイーク(12~19日)」に出場する大学日本代表が3日、神奈川・平塚市内での合宿を打ち上げた。クリーンアップを担う青学大・西川史礁(みしょう)外野手(4年=龍谷大平安)と大商大・渡部聖弥外野手(4年=広陵)は打撃の手応えをつかんだ。

 西川が合宿打ち上げ弾を決めた。堀井哲也監督(62)から約30分、打撃指導を受け、リストを返す感覚を確認しながら振り込んだ。打撃練習の最後には左中間芝生席へ運ぶと、選手から拍手が沸き起こった。渡部は「めちゃくちゃ振れるところがスゴイ」と、打球を笑顔で見つめた。

 2人は昨年の大学日本代表の米国遠征で同部屋になり意気投合。今大会のオランダでも同部屋の予定だ。西川が「柔らかい打撃と長打力は負けたくない」と言えば、渡部も「逆方好への強い打球は負けません」とライバル心を忘れない。

 チームは4日、プラハに向かう。「投手を助ける打撃で優勝します!」(西川)「自分と西川のクリーンアップを中心に引っ張っていきたい」(渡部)。切磋琢磨(せっさたくま)する主砲2人が、優勝へのキーマンになる。【保坂淑子】