172cm河村勇輝が攻略挑む224cmの壁、男子バスケの高さ対策にファン期待「曲線の高さ増した?」

AI要約

パリ五輪の男子5人制バスケットボールは27日に開幕し、日本代表はフランスやドイツと同じグループBに入った。

日本代表は長身選手に対抗するため、フローターシュートの練習に取り組んでおり、ファンから期待の声が上がっている。

河村選手はフローターを強化し、超長身選手に対抗する意気込みを示している。

172cm河村勇輝が攻略挑む224cmの壁、男子バスケの高さ対策にファン期待「曲線の高さ増した?」

 パリ五輪の男子5人制バスケットボールは27日に開幕する。世界ランク26位の日本代表は同9位のフランス、同3位のドイツと同じグループBに入った。30日に対戦予定の開催国フランスには米プロバスケットボール(NBA)のスターで、身長224センチのビクター・ウェンバンヤマをはじめ長身選手が揃うが、日本代表公式SNSは攻略に向けた対策に取り組んでいる選手の練習風景を公開。「本番楽しみ」「曲線の高さ増した?」といった反響が寄せられている。

 ふわりと上げた。ゆっくりとした動きからリング下に入り、入念にシュート練習を行っているのは河村勇輝。レイアップよりも高い軌道の「フローター」と呼ばれるシュートを次々に決めていく。目の前に背の高い選手を置き、伸ばした手の先を越えていくようなシュートでもネットを揺らす。右、正面、左と場所を替え、さまざまなモーションでリングを射抜いていった。

 バスケットボール日本代表公式X(旧ツイッター)は動画を公開し「強豪国の高さ対策 試合前、入念にフローターの練習をする河村勇輝」とつづった。動画が撮影されたのは6月末に北海道・きたえ~るで行われたオーストラリア代表との国際強化試合の前。身長172センチの河村の意識の一部は五輪本番で対峙するウェンバンヤマや216センチのルディ・ゴベア(ティンバーウルヴズ)といった超長身選手の対策に置かれていたようだ。

 6月26日に発表された日本代表候補の最終メンバー16人の中で最長身のジョシュ・ホーキンソンが208センチ。一番低い167センチの富樫勇樹とウェンバンヤマの差は実に57センチだ。以前、フランス代表公式Xが練習動画を公開した際には圧倒的な高さを目撃したX上のファンから「こんなん無理やろ」「怖すぎ」などの声が集まっていたが、今回の高さ対策に日本人ファンから「本番楽しみ」「さらに曲線の高さ増したかな?」「特にフランス戦なんかはフローター必須になりそうやもんなー」「ウェンビー、届いちゃわないか?」「どんどん強くなるね」といった声が上がっている。

 河村は23日の試合後の囲み取材の中で「フローターは僕の強みにしていかないといけない。パリ五輪に出るかどうかは別として、やっぱりウェンバンヤマ選手やゴベア選手の上からというか前からシュートを打つためには、普通のレイアップではなかなか難しいなというのがあったので、それに向けてフローターはチャレンジしていきたい」とさらなるレベルアップに意欲的な姿勢を見せていた。