阪神・島田 V劇呼んだ延長十回エンドラン 九回守備でも魅せた「その場その場で全力を尽くすことが僕のできることなので」

AI要約

阪神・島田が途中出場での好守と巧打で勝利に貢献

島田は猛然と前進して難しい打球を捕球し、チームを救った

島田の快音が先制点につながり、チームを支える役割を果たす

阪神・島田 V劇呼んだ延長十回エンドラン 九回守備でも魅せた「その場その場で全力を尽くすことが僕のできることなので」

 「広島0-3阪神」(2日、マツダスタジアム)

 途中出場でも高い集中力を見せた。好守に巧打。阪神・島田が渋い働きで勝利に貢献した。

 八回無死一塁から代打で出場。そのまま右翼に入ると、アグレッシブな守備で魅せた。九回1死一塁。菊池が追い込まれて泳ぎながらも、岩崎の変化球をバットの先で拾った。飛球は右翼線寄りの浅い位置へ。安打にしても好機が拡大し、後逸すればサヨナラ負けの可能性もあった。

 判断が難しい打球に対して、島田は猛然と前進。「2ストライクだったので、ああいう(当てた)打球もイメージしていたので一歩目が思い切りよく切れた」。地面すれすれで捕球して1回転。思い切ったプレーでチームを救った。

 直後の打席では貴重な快音を響かせた。0-0の延長十回1死一塁。カウント1-1からエンドランで直球を捉え、右前へ鋭い打球を運んだ。野間の三塁送球がカメラマン席に飛び込み、ボールデッドとなって三塁に到達していた小幡が本塁へ。「真っすぐに負けないように、とイメージしていた。結果的に点が入ったので良かった」。先制点につながった安打を喜んだ。

 近本の不調もあって3試合連続で先発していたが、4試合ぶりにスタメンを外れた。「後から(出場)だろうがやることは一緒。その場、その場で全力を尽くすことが僕のできることなので」。ど派手なプレーはなくても、走攻守でチームを支えていく。