男子ツアーで初めて"短パンOK"大会開催! 真夏の「横浜ミナトチャンピオンシップ」で実現

AI要約

男子ツアーの「横浜ミナトチャンピオンシップ」では選手の短パン着用が認められることになり、短パンルックの自由度も高まった。

熱中症対策の一環として8月限定で実施されるこの取り組みにより、選手のパフォーマンス向上が期待される。

日本ゴルフ協会も短パンスタイルを推奨し、夏のプレーがより快適になることを期待している。

男子ツアーで初めて

8月8~11日に開催される男子ツアーの「横浜ミナトチャンピオンシップ」の記者発表会が7月2日、開催コースの横浜CCで行われた。

横浜ミナトチャンピオンシップでは、男子ツアーの本戦で初めて、選手の短パン(ショートパンツ)着用が認められることになった。

ふだんの練習ラウンドでは着用可能で、これまでは21年から昨年までのSansan KBCオーガスタゴルフトーナメントのプロアマ日にその着用が認められていた。

昨今の温暖化の熱中症対策の一環として「8月限定、トライアルという形で……」(JGTO浦山豊氏)と実施されることになる。

また短パンといえばロングソックスでなければならないという”時代”もあったが、「ソックスを履いているか履いていないか見えないくらいでもOKです」と短パンルックの自由度も選手次第となった。

ただし、シャツの裾を入れるかどうかについては、現時点では「シャツインで……」(同氏)となっている。

コースセッティングアドバイザーの細川和彦プロは「(短パンスタイルで)1ストローク良くなるのでは……」と快適にプレーできることで選手たちのパフォーマンスアップに期待を寄せた。

欧州ツアーでは気温が35度を超えると短パンが認められ、LIVゴルフでも短パン着用OKとされる。

日本ゴルフ協会(JGA)も「ゴルフ場のドレスコードで認められているのであれば、短パン(男性)、スカート・キュロット(女性)の着用、またプレー中にシャツを外に出すことで体温の上昇が抑えられると考えられます」と真夏のゴルファーの短パンスタイルを推奨している。

大会アンバサダーの丸山茂樹プロも「ボクは短パンを履かないけど」と前置きしつつ、「短パンを履いてプレーしたい選手は多いし、夏のプレーのストレスは軽減されると思う」と男子ゴルフの短パンプレーに寛容的だ。

昨年の横浜の8月の最高気温は30度を下回ることがなかった。今年の夏も酷暑が予想される。

昨年は13アンダーで中島啓太が蟬川泰果や清水大成らとの激戦を制し、盛り上がりを見せた。今年は短パンスタイルでパフォーマンスアップした選手たちのさらなる激闘に期待できるかもしれない。