イングランド代表、敗退間際からの逆転劇!ベリンガム&ケイン弾でスロバキア代表下しベスト8進出

AI要約

EURO2024の決勝トーナメント1回戦で、イングランド代表とスロバキア代表が激闘を繰り広げた。

スロバキアが先制し、イングランドが逆転。延長戦を制してベスト8進出を果たした様子。

試合の展開や選手交代、ゴールのシーンなど、様々な要素が盛り込まれた濃い内容の試合となった。

イングランド代表、敗退間際からの逆転劇!ベリンガム&ケイン弾でスロバキア代表下しベスト8進出

現地時間30日、EURO2024は決勝トーナメント1回戦が行われ、イングランド代表とスロバキア代表が対戦した。

優勝候補の一角と目されながらも、グループステージでわずか1勝しか挙げらなかったイングランド。首位通過を果たしたとはいえ、その乏しい内容から批判も出ている中、アレクサンダー=アーノルドやギャラガーを試してきたライスの相方にメイヌーを先発で起用した。

一方、初戦でベルギー代表を下すサプライズを巻き起こし、実力の拮抗したグループを3位で突破したスロバキアは、最終節のルーマニア代表戦と全く同じメンバーを起用。地力で上回るイングランドに対してしっかりとした守備ブロックを築き、鋭いカウンターでチャンスを窺う。

迎えた12分、カウンターから左サイドのハラスリンが抜け出し、エリア内に切り込んでシュートを放つも、戻ったグエイがブロック。さらにシュランツが押し込もうとするも、これはトリッピアーがクリアした。

ボール保持では上回るイングランドだが、ここまで固定で起用している攻撃陣が依然として機能せず、いい形でシュートチャンスを作ることができない。

すると迎えた25分、前線でボールを収めたストレレツが、エリア内右にスルーパス。追い越す動きで抜け出したシュランツがGKピックフォードとの1対1を制し、スロバキアが先制する。

先制を許したイングランドはベリンガムとライスが多くボールに触って状況の打開を試みるものの、トップのケインにいい形でボールを入れることができない。

スロバキアが1点をリードして迎えた後半、追いつきたいイングランドが攻勢を強める。50分、サカからのクサビのパスを受けたケインが逆サイドに展開。走り込んだトリッピアーがエリア内左から折り返すと、ゴール前のフォーデンが押し込みネットを揺らす。しかしVARの結果、フォーデンがわずかにオフサイドだったとしてノーゴールとなった。

61分にハラスリンとストレレツに代えてススロフとボジェニークを投入したスロバキアに対し、イングランドは負傷したトリッピアーに代わってパーマーを投入。トリッピアーの抜けた左サイドバックにはサカが移った。

サカのサイドバックという非常に攻撃的な布陣となったイングランドは78分、左サイドからのFKをフォーデンが蹴ると、ゴール前のケインが頭で合わせる。しかし、これはゴール左へとわずかに外れてしまう。さらに81分、ライスのミドルシュートは左のポストを叩き、こぼれ球にケインが反応してボレーで押し込むも枠を捉えることができない。

迎えたアディショナルタイム、GKドゥブラフカの牙城を崩せずにいたイングランドだが、右サイドからのロングスローをグエイが頭で逸らすと、ゴール前のベリンガムがバイシクルボレーで捉える。これがゴール右隅へと吸い込まれ、土壇場でイングランドが追いついた。

すると迎えた延長開始わずか1分、ペナルティーエリア右からのFKは跳ね返されたものの、エゼがボレーで押し込むと、エリア内左のトニーが頭で折り返す。最後はエースのケインが頭で押し込み、イングランドがあっさりと逆転に成功する。

非常に苦しい状況に追い込まれたスロバキアだが、諦めずに再びゴールを目指す。しかしケインとベリンガムに代えてギャラガーとコンサを投入したイングランドが手堅く守り切り、苦しみながらもベスト8へと駒を進めた。

延長戦を制したイングランドは、7月5日に行われる準々決勝でスイス代表と対戦する。

■試合結果

イングランド 2-1 スロバキア

■得点者

イングランド:ベリンガム(90+5分)、ケイン(91分)

スロバキア:シュランツ(25分)