今のイングランド代表ならベスト16からPK戦にもつれる可能性も…… ケイン、サカらキッカーの準備はできているか

AI要約

EURO2024グループCを首位で通過したイングランド代表は、ゲーム内容が物足りないと批判を受けている。

ベスト16ではスロバキア代表と対戦することになり、苦戦を強いられる可能性がある。

イングランド代表はPK戦での準備を怠らず、過去の経験から重点的にトレーニングを行っている。

今のイングランド代表ならベスト16からPK戦にもつれる可能性も…… ケイン、サカらキッカーの準備はできているか

EURO2024グループCを首位で通過したものの、ゲーム内容が物足りないと批判を浴びているイングランド代表。

ベスト16ではスロバキア代表と対戦することが決まっており、戦力的には明らかにイングランドが上だ。しかし、今のチーム状況では苦戦を強いられるかもしれない。

ここで考えなければならないのは、PK戦のシナリオだ。スロバキアの守備を崩せず、120分で決着をつけられないままPK戦へ突入する可能性もゼロではない。

英『BBC』によると、イングランド代表DFマーク・グエーイ、エズリ・コンサの両名もチーム全体でPK戦への準備は整えているとコメントしている。

グエーイ:「PK戦に関してはチーム全体で本当に順調に練習が進んでいる。しっかりと確認していくことが重要だ」

コンサ:「PKの練習は、いずれにしてもやってきたことだ。日曜に(スロバキア戦)PK戦になることを考えているわけではないけど、仮にそうなっても十分に準備はできているつもりだ」

イングランドは2018年のワールドカップ・ロシア大会のベスト16ではコロンビアにPK戦で勝利しているが、歴史的にはPK戦を苦手としてきたところがある。前回のEURO2020は決勝でイタリアにPK戦で敗れており、グエーイとコンサの言葉通り重点的にトレーニングしておくべきだろう。

ハリー・ケイン、ブカヨ・サカ、コール・パルマーなど、クラブでPKを担当してきた実力者もいる。本来の実力を出せれば問題ないはずだが、イングランドを指揮するガレス・サウスゲイトの中でPK戦の構想は出来ているだろうか。90分で勝ち切るのが第一目標ではあるが、現状では様々なシナリオを想定しておくべきだろう。