田中希実 5000メートルでもV果たし3年連続2冠 久保凛について「彼女は自分の走りに集中している」

AI要約

田中希実が女子5000メートルで3年連続4度目の優勝を果たし、五輪代表内定後に15​​00メートルでも優勝し、2冠を達成。

レースではぶっちぎりの独走であり、山本有真に大差をつけての勝利。

田中は冷静な姿勢で800メートルと5000メートルの2レースを1日でこなし、若手選手への注目も示す。

田中希実 5000メートルでもV果たし3年連続2冠 久保凛について「彼女は自分の走りに集中している」

 「陸上・日本選手権」(29日、デンカビッグスワンスタジアム)

 田中希実(24)=ニューバランス=は、既に五輪代表に内定している女子5000メートルで3年連続4度目の優勝を果たし、前日に優勝で五輪を決めた1500メートルとの3年連続2冠を達成した。

 「内容は自分の中ではイマイチ。一番の目標である優勝は取ることができたので、そこは純粋にうれしい」と話したが、レースではぶっちぎりで独走。2位の山本有真(積水化学)に11秒近い大差をつけた。

 2レースをこなす1日を、田中らしい冷静さでこなした。午後3時25分からの800メートル予選は、2分04秒36で3組3位ながらタイムで決勝進出を決め、同5時55分から5000メートル決勝。800メートルで同組を制した高校生の久保について「注目度が増すと周りの目や一緒に走る選手を意識することもあるが、彼女は自分の走りに集中している」と、世界で戦うタフな先輩の視点で評価した。