女子バレー日本が着用予定「下着は透視できない」ユニホームに海外メディア脚光 “盗撮防止”の素材を使用

AI要約

ミズノがパリ五輪用の盗撮防止ユニホームを開発。赤外線防透けの特長を持った生地が使用される。米メディアも注目し、盗撮行為への対策として期待されている。

ユニホームの開発には住友金属鉱山や共同印刷も参加。基本性能と機能性を兼ね備え、スポーツウェアとしての要求を満たしている。

赤外線を吸収する生地により、赤外線カメラで透視されるリスクを軽減。アスリートのプライバシーを守るための取り組みとして注目されている。

女子バレー日本が着用予定「下着は透視できない」ユニホームに海外メディア脚光 “盗撮防止”の素材を使用

 パリ五輪は7月24日から競技が開始される。日本代表の選手を盗撮被害から守るユニホームをミズノが開発。本大会で着用予定の一着に海外メディアも「下着や体は透視できない」と脚光を浴びせている。

 ミズノが開発したのは、「赤外線防透け」の特長を備えた生地。近年、撮影機器の高性能化に伴い、赤外線カメラによるユニホームの内側の下着や体まで盗撮される被害が問題となっている。同社公式サイトによると、機能性材料に精通している住友金属鉱山株式会社、複合材料技術に精通している共同印刷株式会社とともに、スポーツウェアとして必要なストレッチ性などの基本性能を備えた一着を作り上げたという。

 米ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」は「日本の五輪チームは盗撮行為を阻止するプラン」との見出しで記事を掲載。バレーボールや陸上の日本代表選手たちが着用予定だとし、「最新のイノベーションがパリ五輪にやってくる。気味の悪い者が赤外線カメラで透視できないユニホームだ」と説明した。

 記事では、「赤外線を吸収する生地により、アスリートの下着や体は赤外線カメラで透視できない」とし、「ミズノは、アスリートの不名誉な写真が盗撮者によりポルノサイトで投稿され、拡散されるトレンドに対抗するため特別にデザインした」と伝えていた。