ノーシードのダークホース本命?!翔凜がノーサインで大躍進を狙う!

AI要約

翔凜の夏の大会への注目度が高まる中、チームの斬新な練習方法が紹介される。

選手たちの厳しい練習姿勢やチームの団結力に迫る。

Bluetoothイヤホンを利用した練習や主将のリーダーシップに焦点が当てられる。

ノーシードのダークホース本命?!翔凜がノーサインで大躍進を狙う!

千葉県は13日、夏の大会の組み合わせが決定。

例年よりも、大会序盤から見逃せない試合が増えることが予想されるなか、君津市に学校を構える翔凜の戦いぶりにも注目したいところ。

2022年には千葉大会で4回戦まで進出。2023年の夏はCシードで大会を迎えるなど、県内でも有数の実力校という立ち位置といっていいだろう。

春は県大会まで勝ち上がるも、初戦で市立千葉に敗れてしまい、夏はノーシードからスタート。大会序盤から盛り上げてくれるであろうチームの練習を取材に行くと、その風景に驚かされた。

ランナーを付けたケースノックが行われていたが、守備に就く選手たちの耳を見ると、何やら白いものが片耳だけ見える。街中でもよく見かけるBluetoothイヤホンだ。

ランナーをやっている選手たちがスマートフォンを管理している姿を見て、「スマホから何を流しているんだろう」と気になり、主将・飯田悠太に話を聞くと、「監督の提案で春季大会が終わってから始めました」と経緯を語る。

「夏の大会はどの学校も吹奏楽部など、応援が凄いです。そういった状況でプレーするとなると、コミュニケーションが取れないこともあり得るので、練習はもちろんですけど、練習試合でも相手チームに許可をもらって、片耳にイヤホンを付けてプレーしています。

実際、大音量で流してもらっているので、本当に声が聞こえにくいんですけど、春まで自分たちのプレーができずに負けているので、良い練習です」

流しているのは習志野、木更津総合、専大松戸など強豪校の応援歌ばかり。「こちらが集中したい時に、応援が邪魔してくるので、決してプレーしやすい状況ではありません」と苦笑いをする。しかし、斬新ながら根拠のある練習だと感じさせられたし、選手たちも妥協をせずに、必死に練習している姿が印象的だった。

少しでも気の抜けたプレーがあれば、選手間で厳しい声が飛び交い、必要であれば飯田主将自らが全員を集めて、「苦手ですけど、主将なのでチームを引っ張るために言わなきゃダメだ」と覚悟をもって遠慮なく指摘。チーム全体の気を引き締めていた。