【ユーロ】オーストリア、30年ぶりオランダ戦勝利で1次L首位通過!ザビッツァー「悪くない」

AI要約

オーストリアがオランダを3-2で下し、ユーロ2024グループ首位通過を果たす。

オーストリアが30年ぶりにオランダを破り、ザビッツァーが勝ち越しゴールを決める。

オランダは2つのオウンゴールを犯し、オーストリアが逆転勝利を収める。

<欧州選手権(ユーロ2024):オランダ2-3オーストリア>◇25日(日本時間26日)◇1次リーグD組◇第3戦◇ベルリン

 オーストリア(FIFAランキング25位)がオランダ(同7位)を3-2と下し、2勝1敗(勝ち点6)でグループ首位突破を決めた。

 ダークホースが、フランスなどの強豪ぞろいの「死の組」で1位を手にした。前半6分、DFプラスが左サイドから鋭いクロスボールを送り、オランダMFマレンのオウンゴールを誘って先制点。先手を奪い、主導権を握った。

 後半早々、既に突破を決めていたオランダの攻勢に遭う。開始のホイッスルから75秒、カウンター攻撃からFWガクポに右足で蹴り込まれ、1-1の同点とされた。それでも同14分、オーストリアはMFシュミットが左からのクロスボールを頭で押し込み、再び勝ち越しに成功した。

 再び反撃を食らう。クロスボールの落としからFWデパイに右足でゴールされ、2-2と追いつかれた。

 しかし、今季のドルトムントで欧州チャンピオンズリーグ準優勝と活躍したMFザビッツァーが勝負強さを発揮。後半35分、スルーパスから左サイドを抜け出し、左足で勝ち越しゴールを奪った。

 さらに3分後、途中出場のFWバウムガルトナーがスルーパスから左サイドの角度のない位置からゴールネットを揺らした。だがオフサイドだった。

 オーストリアは終盤に勢いを見せ、このまま3-2で強敵を振り切った。

 知将ラングニック監督は「UEFAの(国別の)係数に基づくと、最も厳しいグループを首位で通過できたことは信じられない。フランス戦での不運なオウンゴールから始まり、ポーランド戦ではプレッシャーに耐えて勝利をつかんだ。グループ首位で終えて格別なものがある」と話し、喜んだ。オーストリアにとって、国際Aマッチでオランダを破るのは実に30年ぶりのこと。殊勲のザビッツァーはオーストリア史上初めてユーロで10試合目に到達。マンオブザマッチを獲得し、「僕はここ数日はとても調子が良かった。自分のゴールで勝てたなんて、これ以上のことはない。誰もがピッチで自分の役割をしっかり果たしてくれた。悪くない結果だね」と冗談めかして笑った。