上原佑師、アレグロブリランテで11度目重賞挑戦「結果出したい」/ラジオNIKKEI賞

AI要約

夏の福島開幕週のメインは、3歳ハンデ重賞のラジオNIKKEI賞(G3、芝1800メートル)が行われる。

上原佑紀調教師はアレグロブリランテで初の重賞制覇を目指す。師は積極的な姿勢を見せ、チャンスを活かしたいと意気込んでいる。

アレグロブリランテは前走で不利なレースも経験し、調教も順調。開幕週がどうかは気になるが、梅雨入りの影響もあり、期待が膨らむ。

上原佑師、アレグロブリランテで11度目重賞挑戦「結果出したい」/ラジオNIKKEI賞

 夏の福島開幕週のメインでは、3歳ハンデ重賞のラジオNIKKEI賞(G3、芝1800メートル、30日)が行われる。

 開業2年目の上原佑紀調教師(34)は、アレグロブリランテ(牡)で人馬初の重賞制覇を目指す。11度目の重賞挑戦に「もうそんな数になりますか」と笑顔を見せつつ「それだけチャンスのある馬を預けていただいていますし、重賞を勝てば厩舎全体が盛り上がるので結果を出したいです」と気を引き締める。

 敗戦を生かす。2走前のスプリングSではマイペースの逃げで2着と健闘。前走皐月賞は好位からレコード決着にのまれ15着も、師は「ジョッキーもいい経験になったと話していました」と前を向く。1週前追い切りではウッドでラスト1ハロン11秒1をマーク。「いい負荷がかかって、もう一段階反応が上がってきそうです」とうなずいた。

 当舞台は初勝利を挙げた初陣で経験済み。3走前に不良馬場で好走しただけに、師は「時計がかかった方がよさそうなので、開幕週がどうかですね」と気をもむ。幸い東北南部は平年より遅い23日に梅雨入り。空模様も味方につけば、初タイトルがぐっと見えてくる。【桑原幹久】