ド軍ロバーツ監督 IL入り由伸に「彼の健康が最も重要。医師と話をすればもっと詳しいことが分かる」

AI要約

ドジャースの山本由伸投手が16日に負傷者リスト入りした。検査結果待ちで、右上腕三頭筋の張りによる2回で緊急降板。IL入りは渡米後初。ロッキーズ戦から遠征メンバー外れ。

山本は軽傷を強調していたが、張りが強くなり降板。スライダー投げることで負担を感じる可能性も。検査結果待ちで、休養が最重要視される。

ロバーツ監督は山本の検査結果注視を明かし、健康が最優先と強調。スライダー使用や選手への負担についてはコメントを避ける姿勢。

ド軍ロバーツ監督 IL入り由伸に「彼の健康が最も重要。医師と話をすればもっと詳しいことが分かる」

 ドジャースの山本由伸投手(25)が16日(日本時間17日)、負傷者リスト(IL)入りした。同日のロイヤルズ戦の試合前にデーブ・ロバーツ監督が明かしたもので、17日からのロッキーズ戦(デンバー)の遠征メンバーから外れた。山本のIL入りは渡米後初。今季の日本人投手のIL入りはパドレス・ダルビッシュ、メッツ・千賀、藤浪に続く4人目で、受難続きだ。

 ロバーツ監督は「ILに入る。彼は検査を受ける。結果はいつ出るか分からないが、我々は注意を払う」と説明。同日に受ける精密検査の結果を注視すると話した。

 山本は15日(同16日)のロイヤルズ戦に先発も右上腕三頭筋の張りで2回1安打無失点、わずか28球で緊急降板。試合後は軽症であることを示唆していたが、7回無失点だった7日のヤンキース戦後に張りが出たといい、「少しずつ張りが強くなった」と説明。15日の試合前練習でも張りがあったことを明かしていた。

 同監督は、前夜に山本が軽傷を強調していたことには「多くのことを学ぼうとしている選手だと思う。シーズンもまだ重要な時期にきていないことを感謝している。そして彼の健康が最も重要だ。だから我々が積極的になるためにもILに入れる。リセットさせる」と話し「検査で医師と話をすればもっと詳しいことがわかるだろう」とひとまずは検査結果を待つ。

 また「日本でのキャリア初期にスライダーを投げている。ニューヨークでも投げていた」というスライダーが最も腕に負担のかかる球種と診断も出ているとの質問には「フェアな質問だと思うが、私は答えを持ち合わせていない。ヤンキース戦ではスライダーを投げていた。投げる球種は全権が与えられている。それが理由だったかどうか、私には話すことはできない」と語った。

 そのうえで、今後については「我々にとって一番重要なことはしばらく休みを取ることだと思う。この問題を解決し、そこから出発する」と説明していた。