28球で緊急降板の山本由伸「そんなに長くなるような感覚ではない」…右上腕の張り

AI要約

米大リーグ・ドジャースの山本由伸が右上腕の張りで2回で緊急降板

山本は試合後、右上腕の張りを感じていたが、張りが強くなってきたため緊急降板

長期離脱の可能性もあるが、山本は状態が良くなりつつあると説明

 【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの山本由伸は15日(日本時間16日)、本拠地ロサンゼルスでのロイヤルズ戦に先発したが、右上腕の張りのため、2回で緊急降板した。1安打無失点で、球数は28球。2番指名打者で出場した大谷翔平は3打数無安打だった。打席ごとの結果は、二ゴロ併殺打、二ゴロ、一ゴロ、四球。チームは2―7で敗れた。

 山本は試合後、右上腕の張りについて、「今週、多少感じていた。状態がすごく良くなったので今日の試合に登板することになった。少し気になりながらの登板で、投げていく中で少しずつ張りが強くなっているのがわかったので、早めにコーチに言って、交代してもらった」と明かした。二回になってから張りが強くなったといい、「(少しずつそこ(張りのある部分も)を意識したフォームになってしまったので、それもよくないと感じた。それで余計に少しずつ張りが出ていた」と振り返った。

 長期離脱の可能性の恐れもあるが、「そんなに長くなるような感覚ではない」と説明。16日以降に精密検査を受ける見通しという。ロバーツ監督は試合後、山本の負傷者リスト入りの可能性を示唆した。

 山本は前回登板の7日のヤンキース戦では、自己最多の106球を投げて7回無失点。主に中5日の間隔で登板しており、予定通りなら13日に先発するはずだったが、調整期間を2日延ばし、この日の登板を迎えていた。