メジャー通算263発の元MVPアブレイユが自由契約 47億円以上契約残しアストロズが苦渋の決断
ホセ・アブレイユ内野手がアストロズから自由契約となった。調子が上がらずにマイナーに落ちたアブレイユは復調を目指して努力し、メジャー復帰を果たすものの結果を残せなかった。
過去にMVPや新人王を受賞したアブレイユはアストロズとの契約が3年残っているが、決断を下された。メジャー通算成績は打率・283、263本塁打、960打点。
米スポーツ専門局「ESPN」によると、アブレイユの契約には3000万ドル以上の残額があると報じられている。
アストロズは14日（日本時間15日）、ホセ・アブレイユ内野手（37）を自由契約にしたと発表した。
アブレイユは開幕から22試合で71打数7安打、打率・099、0本塁打、3打点と極度の不振に苦しみ、4月下旬にマイナー落ち。元MVPがマイナーという異例の降格を受け入れ、米フロリダ州の球団施設で汗を流し、ルーキーリーグから復調に励んだ。
5月27日（同28日）のマリナーズ戦でメジャー復帰したものの復帰後の13試合でも42打数7安打の打率・167とふるわず、本塁打も2本にとどまっていた。今季の成績は35試合で打率・124、2本塁打、7打点。ア・リーグ西地区で31勝38敗と3位に位置するアストロズが決断を下した。
キューバ出身のアブレイユは13年に亡命し、14年からホワイトソックスで9シーズンプレー、14年にア・リーグ新人王、20年にMVPに輝くなど、30本塁打以上が5度、100打点以上が6度と打線の中核として活躍した。22年オフにアストロズと3年総額5850万ドル（約90億円）で契約した。
米スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は自身のX（旧ツイッター）で「3000万ドル（約47億円）以上の契約が残っている」と報じた。
メジャー通算は1446試合で打率・283、263本塁打、960打点。
