【西武】育成から支配下登録の奥村光一が初安打&初盗塁「2度と同じミスをしない」守備では課題

AI要約

奥村光一外野手がプロ初安打と初盗塁を達成した。

プレー中には良いプレーもあったが、右翼守備で課題を残した。

奥村は今後の練習を通じて改善に努める意向を示した。

<日本生命セ・パ交流戦:DeNA5-1西武>◇14日◇ベルーナドーム

 23年育成ドラフト6位で入団し、今月支配下登録された西武奥村光一外野手(24)がプロ初安打と初盗塁をマークした。

 「1番中堅」で11日広島戦以来の先発出場。まずは1-1の同点で迎えた5回2死の第3打席にバットで見せた。DeNA左腕浜口に対し、カウント2-2からの6球目。143キロ直球を振り抜いてしぶとく中前に運び、記念の一打を放った。11打席目で飛び出した待望の安打に「本当に苦しい中で1本出たことは、すごいいいことだなと思います」。

 もう1つの見せ場はすぐにやって来た。武器は俊足。ここぞとばかりに持ち味を発揮した。浜口から数回けん制され、警戒される中で走った。2番鈴木の打席で一塁からスタートを切り、ヘッドスライディングで二塁を陥れプロ初盗塁を記録した。「悪くはないスタートだったなと思います。なんとか盗塁も記録することができたので、それはプラスかな」と振り返った。

 良いプレーもあった一方で、右翼の守備では課題も残った。8回1死三塁から筒香の飛球を追ったが目測を誤り、捕球できず、適時三塁打とした。「自分の守備が未熟で、1回落下地点を間違えてしまったことが全て。2度と同じミスをしないように、練習し直したい」と気を引き締めた。