ドジャースが23歳新人の暴走で9回に同点逃し試合終了 止まれサインも「見なかった」 指揮官はミスかばう

AI要約

ドジャース・大谷翔平投手がレンジャーズ戦で17号ソロ本塁打を放つも、チームは逆転負け。

ヘイワードとパヘスの走塁ミスでチャンスを逃し、ロバーツ監督は若手の成長を期待。

反省と学びを得た一戦で、若手選手にとっての貴重な経験となった。

ドジャースが23歳新人の暴走で9回に同点逃し試合終了 止まれサインも「見なかった」 指揮官はミスかばう

◆米大リーグ ドジャース2―3レンジャーズ(12日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が12日(日本時間13日)、12連戦2戦目となる本拠地・レンジャーズ戦に「2番・指名打者」でフル出場し、初回の1打席目に先取点となる2試合連続本塁打の17号ソロを放ったが、5回に21年までドジャースに所属していたシーガーに14号3ランを浴びて逆転されて、敗れた。大谷も2打席目以降は快音なし。4試合連続安打ながら4打数1安打1打点だった。

 ドジャースは初回に大谷のソロで先取点を奪ったが、5回に元ドジャースのシーガーに逆転3ランを被弾。2~8回は得点を奪えず、2点ビハインドで9回を迎えた。思わぬ幕切れとなったのは2死一、二塁から。ヘイワードが右中間へ鋭い打球をはじき返し、中堅手がボールをはじいたことで、二塁からスミスが生還して1点差に迫り、一塁から23歳新人外野手のパヘスも一気にホームを狙うもタッチアウト。三塁コーチは「止まれ」のジェスチャーをしていたが、パヘスは「自分はコーチのストップサインを見なかった。センター手がボールをこぼしたのを見て、走り続けた。絶対に得点しなければならないと思って走った」と振り返った。

 ロバーツ監督は成長株のミスを「これは学びの経験だ。ストップサインを振り切って走った事実だけでなく、彼は外野手の間にボールが落ちたので得点しよう、アグレッシブにプレーしようとして、頭を上げずに走った。ディノ(三塁コーチ)は明らかに彼を止めようとしていたが、パーフェクトな送球でなければアウトにはならなかったので、彼らが非常によいプレーをした。これは褒められることではないが、若い選手はこうやって学んでいかなければならない」とかばっていた。