ビルドアップで得点の起点になったGK大迫敬介「俯瞰して見ることができた」

AI要約

日本代表が本拠地・広島で20年ぶりに開催されたW杯予選を5-0で勝利し、大迫敬介が活躍した。

大迫は7か月ぶりにゴールマウスを守り、自身の攻撃面でのアピールやチームへの貢献を強調した。

試合では大迫がMF中村敬斗と連携して得点に絡み、強いパフォーマンスを見せた。

ビルドアップで得点の起点になったGK大迫敬介「俯瞰して見ることができた」

[6.11 W杯2次予選 日本 5-0 シリア Eピース]

 本拠地・広島で20年ぶりの開催となった日本代表戦。昨年11月16日のミャンマー戦(○5-0)以来、約7か月ぶりにゴールマウスを守ったGK大迫敬介(広島)は「スタジアムの雰囲気もすごく良かったし、自分たちのホームスタジアムとはいえ、また少し違った雰囲気で試合を通して楽しみました」と清々しい口調で笑顔を見せた。2万6650人で青く埋まったスタンドからは後半に広島のチャントの替え歌も。「普段はここでプレーしているけど、日本代表でプレーできて感慨深い」としみじみ言った。

 日本が攻め込む中、守備機会は限られていたが、「きょうはシュートストップより足元のビルドアップでかかわることが多かった」と振り返ったように、攻撃面でアピールできたのは収穫だ。

「相手も少し前から来る中でどこが空いてくるのかなと俯瞰して見ることができて、入りから落ち着いてすんなりゲームに入ることができた」

 その言葉が示す通り、得点に絡んだのは1-0の前半19分。自陣でのビルドアップでシリアのプレスをかいくぐると、大迫から左サイドのMF中村敬斗にパスを通してMF久保建英へ展開。ここから一気にカウンター攻撃が始まり、久保からのパスを受けたMF堂安律が鋭いシュートを突き刺して2-0とリードを広げた。大迫は4-0となっていた後半31分にGK谷晃生と交代。7か月ぶりの代表戦で味わった充実感を、今度は最終予選の糧にしていくつもりだ。